石川啄木と函館 その2 立待岬で眠る啄木

 函館西端から函館山のすそ野を横切り、函館山の南東に位置する石川啄木ゆかりの立待岬まで行った。 立待岬は、北海道函館市住吉町にある、津軽海峡に面した岬である。 津軽海峡につきでた断崖上にあるため展望が良く、天気の良い日には下北半島を望むことができ、付近には与謝野鉄幹・晶子の歌碑も設置され、函館有数の観光スポットとなっている。 ここは公園…
コメント:0

続きを読むread more

人種、民族、国家 その3 「民族」の簡略な定義と複雑な「民族問題」

「民族」の簡略な定義  文化、言語、生活様式などの特定の要素を絆(きずな)として共有し、「われわれ」という意識を持った人間集団。  (1)「文化、宗教、言語、生活様式、肌の色など身体的形質」を標識として、他集団との相違を確認できる客観的な側面がある。  (2)歴史意識、利害関心、未来志向などを介して、集団に共属している…
コメント:0

続きを読むread more

「街道をゆく」で出会った「日本を代表する人物」 その20 本郷界隈 宮沢賢治

 続いて、イの宮沢賢治旧宅に向かった。  この坂を下って突き当りにあった稲垣という家主の家(当時の住所は本郷菊坂町75番地)の二階六畳間を借り、賢治は馬鈴薯中心の菜食主義者らしい自炊生活をしていた。  菜食主義者としての彼の思想を示したものに「ビヂテリアン大祭」という作品がある。この中で賢治は彼の思想を語っていると思われる語り手…
コメント:0

続きを読むread more

津軽街道をゆく(2013年の旅) その15 鰺ヶ沢の駅前旅館「尾野旅館」にて

尾野旅館は鰺ヶ沢駅前にあった。 ナビが役に立たず、携帯で直接尾野旅館に電話して、位置の概要を確認してようやく到着した。 到着してみれば、何のことはない、尾野旅館は古くはあるが普通の駅前旅館だった。  この尾野旅館で夕食までの間、司馬遼太郎の街道をゆく「北のまほろば」の鰺ヶ沢の章を読みながら、江戸時代の鰺ヶ沢の景色を空想…
コメント:0

続きを読むread more