東方見聞録に登場する「カタイ」と「マンジ」の起源

マルコポーロの東方見聞録は、東洋の地理や風俗を初めて詳細にヨーロッパに紹介した旅行記として有名である。 この中にはいささか奇妙な地名が登場するのであるが、この中から「カタイ」と「マンジ」の起源を紹介する。 まず、マルコポーロがいうところの、元朝をさす「カタイ」である。  「カタイ」の語源は、モンゴル系の一支族で10世紀に「遼」を建…
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先住民族と少数民族の微妙な違い

先住民族 言葉通りに解釈すれば、近代国家が成立する以前に、先にその土地にすんでいた民族ということになるが、内在する意味は、いかなる自由な意思や合意の確認もなく、その国家に強制的に編入されてしまった人々ということになるか。 例  アイヌ、ウィルタ(オロッコ)、ニヴフ(ギリヤーク)、エスキモー(イヌイット、ユピク、カラーリット)、インデ…
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「街道をゆく」で出会った「日本を代表する人物」 その21 本郷界隈 朱舜水と水戸藩の話

 次に東大農学部校内にある朱舜水記念碑を見学である。  本郷の東京大学校内は加賀藩屋敷跡であったが、東大農学部校内は江戸時代は水戸藩の中屋敷があった場所である。 水戸藩上屋敷は、現在は後楽園スタジアムとその隣にある小石川後楽園(江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた…
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津軽街道をゆく(2013年の旅) その16 「つがるし縄文住居資料館カルコ」を見学

9月28日(土)、津軽街道の旅の3日目が始まった。 今日の日程は、まず「つがるし縄文住居資料館カルコ」を見学、併せてその近くのJR木造驛舎を見学、その後太宰治の生家のある金木町へ向かい、太宰治斜陽記念館など金木町にある太宰治関連の史跡等を一日探訪。  上の写真は「つがるし縄文住居資料館カルコ」へ向かう途中で、津軽平野の一角から見…
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