金沢紀行 その15 石川県立美術館で昼食
これから成巽閣(せいそんかく)などを見て、石川県立美術館で昼食を食べ、午後から小立野台地の石曳の道を歩く。

百万石の加賀藩には1万石以上の重臣が十二家あり、この屋敷に住んでいた津田玄蕃もその一人だった。

これは屋敷内に置いてある辰巳用水の石管の遺構であるが、用水は1632年に約11km上流の犀川から取水し城内へ木管により通水され、その後1844年にこの石管に取り換えられた。

ここは津田玄蕃邸の母屋である。

津田玄蕃邸を出て、加賀藩13代藩主・前田斉泰が母の真龍院(12代斉広夫人)の隠居所として建てた成巽閣に入る。
成巽閣は兼六園に隣接している。

成巽閣は建築当時巽御殿(たつみごてん)と呼ばれたが、後に成巽閣と改められた。
1階は書院造で2階は数奇屋造になっており、江戸時代末期の大名屋敷の代表的建築として、国の重要文化財に指定されている。
また付随する庭園「飛鶴庭」も、国の名勝に指定されているというが、印象が薄かったので写真も無く、ここでのことは省略する。

代わりにこの近くを辰巳用水が流れていて、そのせせらぎが印象に残ったので掲載する。

次に石川県立美術館に行った。
ここは第一から第九までの展示室と前田育徳会尊経閣文庫分館の10室を持つ美術館である。
写真禁止なので資料が無く、ここも省略とするが、特に有名なる国宝「色絵雉香炉」と重要文化財「色絵雌雉香炉」の二点が第一展示室に展示されていたので、ネット写真にて掲載する。

写真手前が国宝の色絵雉香炉で、後ろが重要文化財の色絵雌雉香炉、どちらも野々村仁清の作によるものである。
様々な美術作品を堪能した後は楽しみな食事である。
石川県立美術館の1階に、石川県七尾市出身のパティシエ・辻口博啓氏のプロデュースするミュージアムカフェ「ルミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」がある。


超有名パティシエのイチゴを使ったスイーツをしっかり堪能した。
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