韓のくにの旅 韓の国の旅その47 「韓のくにの旅」の終了(目的はすべて達成した、感謝)
「韓のくにの旅」と僕のブログで題して旅した、阪急交通社企画の『秋の観光ベストシーズンにいく「こだわりの韓国大周遊5日間」」の旅』は赤字3の南大門市場の見学で終了である。
南大門市場は東大門市場と並ぶソウル二大市場の一つで、近くに繁華街で有名な明洞がある。
南大門(僕の旅行中は火事で消失し、門は復旧工事中)のあたりに開けた市場である。
李氏朝鮮時代、ソウル(漢城)は周囲を城壁と四大門(東大門、西大門、南大門、北大門)で囲まれた城郭都市だった。
正確には ”都城八門” と呼ばれ、崇禮門(南大門)・昭義門・敦義門(西大門)・彰義門・肅淸門(北大門)・惠化門・興仁之門(東大門)・光熙門となっていた。
南大門市場はソウル市内にある四大門の一つ『崇礼門(南大門)』を起点に、四方およそ200~500mの中に大小約1万店以上が立ち並ぶ巨大市場。
日用品や食料品、衣料品が中心だったが、買物客で市場はごった返していた。
日本人観光客に人気の高いスポットの一つで、日本人ではないかと思われる団体も数多く歩いていた。
近代的なビルが立ち並ぶ東大門市場と比べ、昔ながらの市場の風景がまだここには残っている。
上野のアメや横町を思い出すような雑踏と溢れるほどの商品の洪水の街。
こんな市場は、日本のどこにでもある。周相希ガイドは、僕等への最後のサービスということで、僕等ツアー客の買い物の一つ一つに親切に付き合ってくれた。
僕は、ここでは何も買わなかったが、それでもサービスで出されたコーヒーはしっかり頂いた。
韓国をしっかり見学し、韓国をしっかり食べ、韓国を充分味わった。
そして、僕の「韓のくにの旅」も、今回で終了である。
何度か書いたが、韓国については2年前に「北京4日間の旅」でほんの少しだけソウルを覗いただけだった。
かねてから、お隣の国である「韓国という国」を少しでも多く知りたいと願っていたので、韓国を北西から南東に縦断し往復し、6箇所もの世界遺産を巡る旅は、韓国初心者の旅としてはうってつけに思えて、何の迷いもなくこのツアーに申し込んだ。
結果として、韓国初心者クラスから韓国経験者クラスにレベルアップした。
もう一つの目的だった、司馬遼太郎と共通の思い、それは「日本とか朝鮮とかいった国名もなかったほど古い頃、お互いに大声でしゃべりあえば通じた、お互いに一つだと思っていた大昔の頃の気分を、韓国の農村などに行って味わいたい。」ということだが、日韓共通の一体感は時空を超え、現代社会の中で、それも農村ではなくむしろソウルのような都市部の身近な生活の場面で、より深く感じた。
グローバルな文化は、世界中の都市部に確実に浸透している。
インサートンを歩く若者の姿は、僕等日本の若者とほとんど同じである。僕の最初の目的は既に達成された。
最後に、僕の「韓のくに紀行」のブログを全面的に支援してくれた周相希ガイド(もちろん彼女はそんなことになっていたとは全く知らないが)に心から「カムサハムニダ(感謝してます)감사합니다」とお礼を言いたい。
ツアー同行者にも同様にカムサハムニダ。
計画時よりずっといい旅となった「韓のくにの旅」をここで終了とする。
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