耽羅紀行(済州島の旅) その15 龍頭岩を見学
赤字3の東門市場から今日最後の見学地となる赤字4の龍頭岩へ行く。
龍頭岩は今日と明日の2日間宿泊する赤星印のラマダプラザホテル済州とは目と鼻の先で、ヤンガイドがバスの中で、みなさんの今夜の宿が見えますとガイドしていた。
バスから降りて僕らははぐれないようにヤンガイドを先頭に龍頭岩に向かって歩いていくが、ここは観光客が多くて賑やかな音楽が辺り中に騒音となって広がっていた。
そして龍頭岩の入口、ここには巨石が置かれていて、龍頭巌と白い字で書かれている。
巨石の前は記念写真を撮る人々で大賑わいで、撮影が終わると順番待ちの人と素早く交代して、各自思い思いのポーズで記念撮影を撮っていた。
巨石の右手から海岸に向かって降りて行き、龍頭岩の見える絶景ポイントまで歩く。
道はかなり急で、手すりに手をかけながら降りていく人がほとんどである。
そして、どうやら絶景ポイントに到着である。
ここから今歩いて来た道を見上げているが、あの巨石があんなところに見える。
絶景ポイントはごった返していて、大きな声を出さないと話が聞こえてこない状態で、ハングル語や中国語が乱れ飛んでいる。龍頭岩は高さ約10m龍の頭の形をした岩で、海岸沿いに流れた火山溶岩が、長い歳月を掛けて海蝕してこのような形になった。
龍頭岩の向こうに見えるのは、今日と明日の2日間宿泊するラマダプラザホテル済州である。
この龍の岩にはいくつかの伝説があるが、その一つを紹介して龍頭岩見学を終わる。
一匹の龍がハルラ山の神霊の玉の数珠を盗んだため、怒ったハルラ山の神霊は矢を放ち、龍を海岸に突き落とした。
そうして龍の体は海水の下に沈め、頭だけ水面に出して天に向かうようにして固めてしまった。
もちろん伝説が後から生まれたのだが、伝説のような岩である。
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