最上川と「おくのほそ道」の旅 その2 最上川河口に到着

最上川は、山形県を流れる一級河川最上川水系の本川で、流路延長229kmは日本の河川中第7位の長さである。
一つの都府県のみを流域とする河川としては国内最長で、その流域面積は7,040km²、長野県と山梨県と静岡県を流れる富士川、熊本県を流れる球磨川とともに、日本三大急流の一つである。
福島県との県境の吾妻山付近を水源として、山形県中央部を北に流れ、新庄市付近で西に向きを変え、酒田市で日本海と出会う。

これから、日本海に出会う最上川河口部に向かう。

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最上川の河口付近には、海岸砂丘や砂嘴などの特徴的な地形が形成されており、その海岸砂丘に風力発電用の風車(風力タービン、風力発電機、風力発電装置などと呼ばれる)が3台設置されている。
この砂丘地を歩いて日本海に出会う最上川河口部に向かう。

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5分程歩いて後ろを振り返ると、3台の風車が一列に重なって見えた。
最上川河口部はガン・カモ類やハクチョウ類の渡来地として重要な地域となっていて、クロツラヘラサギやヘラシギなどの水鳥、オジロワシやオオワシ、オオタカなどの猛禽類の生息も確認されているというが、この時は何も見えなかった。

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進む方向には、肉眼で河口部が見える。
最上川河口部及びその周辺域は、2005111日に国指定最上川河口鳥獣保護区に指定されている
ここから歩くこと更に10分ほど、日本海に出会う最上川河口部分に到着である。

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到着日時は、2007年9月15日午前856である。
ここから最上川を遡上し、最上川源流部に向かう旅が、たった今から始まった。
僕の旅は河口から源流まで、源流から河口までを制覇することが一番大きな目的となるが、もちろん目的はそれだけではない。
川の途中の色んな場所での色んな知的発見とか経験とか体験とかが、自分の旅の血肉となるわけで、それらこそが本当の目的とも言える。

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最上川河口部に積み上げられたテトラポットの上から川と海の出会う地点を確かめて、再び出発である。

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