奈良散歩 その59 頭塔の説明
新薬師寺の次に、宿泊しているホテルウェルネス飛鳥路の隣にある頭塔に向かった。
頭塔は奈良市高畑町にある土製の塔で、1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。
頭塔は奈良市高畑町にある土製の塔で、1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。
ホテルまでは1.6km程で、レンタカーで5分ほどで到着したが、少しホテルの部屋で休んでから、隣にある頭塔に入った。
入ると、ちょうど頭塔の説明ガイドが頭塔の発掘調査の説明をしているところだった。
発掘は1987年から始まったということだが、その前まではこのように小丘の上に森が繁茂している、このような状態の場所だった。
1987年から始まった発掘の結果、このような石段が段になって出てきた。
それを復元していくと、このような七段の石積みが出てきて、各面に11基ずつ石仏があったであろうと推測されている。
北面の石仏は残っているが、反対側の面は既に崩れてしまっている。
石仏は28基が確認されているが、そのうち状態のいい22基の石仏が重要文化財に指定されている。
北面の石仏は残っているが、反対側の面は既に崩れてしまっている。
石仏は28基が確認されているが、そのうち状態のいい22基の石仏が重要文化財に指定されている。
頭塔の前のバス通りの突き当たりが東大寺の南大門になっていて、東大寺の大仏殿からこの頭塔までは真っすぐ歩いて来れるという位置関係である。
頭塔の建設は、東大寺二月堂でお水取りを始めた実忠ではないかと言われている。
「東大寺要録」の記録では、767年に奈良時代の僧実忠によって造営されたと記録されていて、そこでは頭塔は「土塔」(どとう)と表記されている。
「東大寺要録」の記録では、767年に奈良時代の僧実忠によって造営されたと記録されていて、そこでは頭塔は「土塔」(どとう)と表記されている。
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