最上川と「おくのほそ道」の旅 その1 酒田市に到着、山居倉庫を歩く
それでは平成19年9月15日(土)午前5時自宅前を出発、新潟県北を北上、山形県境を超え、鶴岡市から酒田市を目指す。
一日目の計画は、下記の通りである。
ほぼこの計画どおりに新潟県北を抜け、鼠ヶ関から山形県に入り、鶴岡を通って酒田市に入った。
酒田市は魅力的な町で、見所もたくさんあるのだが、今回は黄四角で囲った山居倉庫を見学し、黄星印の最上川河口に到達することだけを目的とした。
山居倉庫到着は、計画予定時間より2分遅れて、9月15日(土)午前8時2分である。
これが米どころ庄内のシンボル山居倉庫で、明治26年に米保管倉庫として建てられた。
酒田は米の積出港として賑わった歴史を持っており、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなった。
白壁、土蔵づくり9棟からなる倉庫の米の収容能力は10,800トン(米俵にして18万俵)もあり、夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配し、内部の湿気防止には二重屋根にするなど、自然を利用した先人の知恵が生かされた低温倉庫として、現在も現役の農業倉庫として活躍している。
ここをしばらく歩いてみて、僕的には山居倉庫で一番の絶景ポイントは「酒田港に流れ込む新井田川に架かる山居橋から山居倉庫群を臨む風景」かなと感じた。
風景に品があると思った。
僕と同じように感じた人が、山居橋の上で絵を描いていた。
橋の両側には幟(のぼり)が立っていて、その幟には「粋な文化に出会う街」と書かれていた。
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