「オホーツク街道」の旅 その3 暑寒別川にて

天塩町まで走破後に分かることなのだが、ここから留萌までが鰊街道の一番の難所で、トンネルも多く、気の抜けない道となっていた。

 カムイエト岬を過ぎたあたりで、レストランがあったので本格的な朝食(ラーメンですが、即席やカップのラーメンではない。)を食べた。

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 わかめがたっぷりと入っていて、チャーシュウの大きさも半端でなかった。
 
僕的には好みのあっさり系の味付けで、美味しくいただいた。

 朝食が済み断崖の道を10分ほど進むと、渓流釣師の心をくすぐる様な渓相に出会ったので、川を過ぎると河口部に車を進めて停車させた。

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 この川が暑寒別川、向こうに見える岬がカムイエト岬である。

 暑寒別川は暑寒別岳に源を発し、その豊富な水流で増毛町の果樹栽培や地酒「国稀」など多くの恵みを与えている。秋には数万匹の鮭が遡上するという。

 渓流釣師にとってはこういう場所は砂金や石炭が眠っている場所と同じ、泳ぐ宝石達の住まわれる宝の川である。

 この河口から釣り上っていけば、どのくらいの山女オショロコマ岩魚に出会えるだろうと思いながら、渓流釣りの用意を全くしてこなかったことを悔いたが後の祭り。

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 この川の上流方向にはこんな風景が広がる。

 この風景の最奥に見える残雪を頂いた山が暑寒別岳(しょかんべつだけ)、北海道空知総合振興局西部と、留萌振興局東部の3郡4町にまたがる標高1492mの山。

 山名の由来はアイヌ語で「滝の上にある川」を意味する「ソー・カ・アン・ペツ」。冬の季節風が厳しいため積雪が多く、6月下旬でも残雪が多い。

 この絵葉書にしたい風景を20分ほど楽しんで、鰊街道を再北上開始。


  

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