「播磨と淡路のみち」 その23 龍野城まで歩く

白壁には入り口が二つあった。


こちらが、龍野出身の近現代の文化人である三木露風、内海信之、矢野勘治、三木清らの顕彰を目的として設立された文学館「霞城館」の入り口である。

道の突き当たりまで歩いて行くと、そこに龍野小学校があった。
小学校も、龍野の一番いいところにある。

突き当りを左に曲がると、そこにはまことに小さなお城という印象の龍野城が建っていて、再建された隅櫓が天守のような風格で建っていた。

この門は龍野藩の家老屋敷の門と伝えられ、高さ約4.9m、屋根幅約5.4m、支柱と控柱の4本からなっている。
この場所には江戸時代に龍野藩の家老が住んでいて、その後は龍野県庁、揖東揖西郡役所などと変遷して現代に至っている。
それにしても龍野の朝は静かで空気も美味しく、実に気持ちのいい街で、ヒバリのさえずりの音なども聞こえてくる。

鶏籠山を背景に隅櫓がスッキリと建っていて、この光景を見ていると実にすがすがしい心になってくるが、これから龍野城に上ってみる。
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