中国編12 「故宮(紫禁城)」は北門から入城
金妙珍のホテル1階ロビーへの集合指示時間は午前7時50分、そして一日目と同じ時刻の午前8時に出発。
1月23日、土曜日の朝、故宮が非常に混み合うことが予想されたため、僕達のツアーは、指示棒の先が示す位置にある、北の入り口(神武門)から入ることになった。
1月23日、土曜日の朝、故宮が非常に混み合うことが予想されたため、僕達のツアーは、指示棒の先が示す位置にある、北の入り口(神武門)から入ることになった。
オレンジの囲いの中が故宮(もと宮殿の意味)、ここは、明、清の時代に皇帝の宮殿として使われた。
故宮の一切の建物は、1本の南北軸上に左右対称に整然と配置してある。
この軸を定めたのが元の皇帝フビライ。
彼は、指揮棒の先の道と湖が交差するあたりの北海公園の中の団城から東南方向に矢を放ち矢の落ちた位置を皇居の中心とし、南北に中軸線を引き門や建物を築いたと伝承されている。
故宮がどんなに左右対称に配置された建造物であるかは、景山公園からの風景を見てもらうと納得する。
こんな風景である。正面が神武門。もちろん、天安門は一番南の奥にある。
この中心軸上に、神武門、坤寧宮、交泰殿、乾清宮、保和殿、中和殿、太和殿、太和門、午門、瑞門、天安門天安門広場、前門と続いて行く。(北から見ているので、普段と逆の順となる。)
左手には、寧寿宮区(乾隆帝の隠居所、今は珍宝館として使用中)、東6宮(皇后などの後宮として使用)など。
右手には、養心殿(皇帝の居住と政務執行の場)西6宮(皇后などの後宮として使用)など
僕らは今、北の入り口である神武門から故宮へ入ろうとしている。
神武門には、漢字で故宮博物院と書かれてある。
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