「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その1 ものがたりの始まり
2015年11月5日(木)から11月12日(木)まで7泊8日で、古都鎌倉と、横須賀を基地として三浦半島を巡ってきた。
鎌倉に4泊し、横須賀に3泊した。
普段は車で釣り旅を中心に日本の国を気ままに旅しているので、今回のようなほぼ電車とバスだけの旅は初体験に近く、旅に出るまでいろいろと心配していた。
終わってみればそう心配するようなことも起こらず、車の旅ほどには広範囲に濃密に旅することは出来なかったが、それなりに楽しい旅となった。
旅のタイトルを「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」としたのは、江ノ電鎌倉駅で見かけた西岸良平のベストセラーコミック「鎌倉ものがたり」の宣伝看板が、鎌倉を基地としての僕の気楽な旅のイメージにぴったりだったことから、このタイトルを拝借してブログを書こうと思ったからである。
横須賀ストーリーの方も同じような理由で、京浜急行横須賀中央駅で電車が到着するたびに、阿木燿子作詞・宇崎竜童作曲の山口百恵の大ヒット曲「横須賀ストーリー」が流れるので、これも横須賀を旅の基地とした僕の旅のイメージに相応しいと思って、この二つの内容の旅を併せて「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」として、ブログのタイトルをこう決定した。
旅のタイトルとしたからには、コミック「鎌倉ものがたり」がいかなるものなのか、簡略に紹介しておく。(横須賀ストーリーの方は、横須賀に行ってから紹介する。)
「鎌倉ものがたり」は『まんがタウン』(双葉社発行)に連載されている西岸良平の漫画作品で、2015年8月現在コミックスは32巻まで発行している。
内容は鎌倉市を舞台にしたミステリー作品で、時には事件推理などとはかけ離れた人情モノや怪談に近い話もあり、他のミステリー作品とは異なりほのぼのムードの強い、いわゆる誰にも真似出来ない西岸ワールドの傑作である。
主人公の紹介であるが、主人公一色正和は鎌倉市長谷1丁目に住んでいるミステリー作家で、多くの文豪が愛しそこで生活した鎌倉という土地を彼も心から愛しているという設定となっている。
彼の年齢は35歳(連載初期では32歳)で、鎌倉高校から東京大学文学部を卒業、在学中は東大マンガ研究会部員として活躍した秀才。
また剣道は三段を所持し、高校時代は強豪剣道部の中でも主将を務め、個人戦・団体戦ともに全国大会を制覇するほどの腕前で、文武の両道に優れたいい男なのである。
それでは一色正和と一緒に江ノ電に乗り、彼の住む長谷から「鎌倉ものがたり」を進めていこう。
江ノ電長谷駅には、2015年11月5日(木)12時8分に到着した。
「鎌倉ものがたり」の始まりである。
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