思い出の中の川 第9回 勝木川河口


勝木川は鮭の上る川で、この川の河口部では鮭のカギ漁(ひっかけ漁)が鮭の上る秋になると行われると聞いている。


その釣り場に、2009年5月2日午後3時半頃に行ってみた。





1

 その途中でカニの加工場を通り抜けていくのだが、そこから出るカニ独特の生臭い強烈な臭いがこの辺り一帯に立ち込めていて、勝木集落は感じのいい町だが、この臭いだけはどうにも我慢が出来ずに、息を吸うのを30秒程止めてここを歩いたことを未だに覚えている。

 以来、勝木と言えばこのカニの臭いを思い出すようになった。





2

 カニの臭いの中をしばらく歩いて行くと、勝木川河口にはこんなりっぱな橋が架かっていた。



3

 この橋の下流部のこの場所に木の橋を架けて、鮭のカギ漁(ひっかけ漁)が行われるのである。

カギ漁(ひっかけ漁)とは文字通り、木の橋の下を通る鮭を引っ掛けて獲る漁である。


機会があれば秋に来てみようとこの時は思ったが、その機会も無くて未だに鮭の引っ掛け漁を見たことが無い。


その代わりに、ここで渓流棹を出して何が釣れるのか確かめてみたが、ウグイが釣れたような記憶が微かに残っていて、山女は全くいなかったように記憶している。





4

 ところでいつ頃の資料か定かでないが、当時は八幡地区(勝木)から大毎までの国道7 号沿線のエリアには16の集落があり、約700世帯2000人が暮らしていた。

過疎化はどんどん進んでいるはずなので、いまがどんなかはまったく不明である。





5

 ここは八幡地区(勝木)から大毎までのエリアの中心である八幡地区(勝木)の勝木駅である。

この駅は、新潟県村上市勝木にある東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線の駅で、もちろん無人駅である。


駅舎の中に入ると、ローカル線での旅心をそそるような、春夏秋冬の風景が美しい、こんな案内標識板が立っていた。





6

 北へ行けば府屋、南に下れば桑川である。



7

 旅情に浸りながら駅舎を出るとすぐ目の前に、駅前旅館の長濱屋があった。

この旅館に20135月4日に泊ったことがある。


この勝木には平成21(2009)年から平成25(2013)年までの5年間に4回宿泊していて、そのうち3回が、1996年に廃校になった旧山北町南中学校の校舎や体育館を利用して20014月にオープンした交流の館八幡(はちまん)で、残りの1回がこの長濱屋である。


1泊2食付きだが、旅館の古いこともあって8千円程度で泊まったと、記憶にはある。


旅館なので食事は豪華だった。





8

 刺身も、カニも、魚も、酢の物も、あえ物も、漬物もあった。



9

 カニはワタリガニだったが、白身はヤナギカレイ、ピンクの身はサクラマスということで、高級感漂う夕食となり、駅前旅館の夜を大満足で過ごしたのである。

勝木川河口は、宿泊した宿が良かったせいか、カニの強烈な臭いの他は概ね好印象であった。




この記事へのコメント

この記事へのトラックバック