「播磨と淡路のみち」 その29 生田神社から北野坂へ
揖保川に沿っての播州の旅は、天気にも恵まれて最高のコンディションの中で行われた。
姫路では旅の最初に3連泊したホテル姫路プラザに泊ったが、前の部屋とは違ってダブルベッドとシングルベッドが入っていて、居心地が悪くて睡眠にも差し支え、二度寝までしたので、午前8時過ぎてからの朝食となった。

当初は新幹線で新神戸に行く予定にしていたが、朝が遅くなってしまったので、JR山陽本線姫路駅発9時11分の新快速に乗り、9時51分に三宮駅で降車した。

三宮駅の近くに、今日最初の見学を予定している生田神社がある。

生田神社は神戸市中央区下山手通一丁目にある神社で、廣田神社・長田神社とともに神功皇后以来の歴史を有する神社で、長田神社・湊川神社とともに神戸を代表する神社の一つである。

現在の神戸市中央区の一帯はかって社領となっていて、社領内の住民は神封(神社に対して寄進された封戸)となっていて、神封の住民は租税や課役を神社に納めたり、祝などの役職を務めることで神社に奉仕した。
こうした住民は神封戸と呼ばれ、これが「神戸」という地名の語源となった。

今日は最初に、神戸という地名の語源となった生田神社を訪れ、今日の旅の無事を祈ってから旅をスタートさせた。

それから北野坂を歩いてみた。
ここには、いかにも神戸というような洒落たステキな店が並んでいる。

北野坂を気分よく歩いたあと、北野坂にある「にしむら珈琲店」に入った。
北野坂の西村珈琲店は改装中であったが、内部はまったくその影響はなかった。

この超人気店で、1回珈琲を飲んでみたかったのだ。

超人気店でおいしい珈琲を飲み、おいしいお菓子を食べていると、贅沢というものはこういうものなんだなあと、しみじみと実感してしまう。
北野坂の象徴とも言えるようなレトロロマンの漂う店内で、ステキな時間を過ごした。
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