「播磨と淡路のみち」 その41 鳴門岬にて
淡路国分寺から、予定を変更して鳴門岬を目指した。
20kmにも満たない距離なのだが、道を行きすぎたり迷ったりしている間に時間が経って、鳴門岬到達まで40分近くかかってしまった。
鳴門岬は淡路島の西南端に突き出すように位置していて、鳴門海峡を見下ろす自然の展望台となっていて、ここに伍代夏子の「鳴門海峡」の歌碑が立っていた。
鳴門岬には、全長1629mの「大鳴門橋」が架かっており、また南淡自然八景の一つとして、陸上のうずしお展望台ともなっている。
少し歩いて、生け垣が切れているところから、鳴門海峡を眺めてみた。
鳴門海峡は雄大な眺めで、渦潮までには発達していない赤ちゃんのような渦が何か所もできている海の中を、何隻かの船がせわしそうに行き交っていて、空にはトンビも飛んでいた。
この三人の若者の後について、絶景の眺めを探してもうしばらくここを歩いていく。
この地点は、先ほどの伍代夏子の「鳴門海峡」の歌碑の位置より、ずっと大鳴門峡が立派に見える。
残念ながら鳴門岬名物の大渦潮には出会えなかったが、雄大で爽快な鳴門海峡の海に出会えて、計画を変更してまでここに来てよかったとつくづく思った。
これで、淡路島と本州を繋ぐ明石海峡に架かる明石大橋と、淡路島と四国を繋ぐ鳴門海峡に架かる鳴門大橋を、二つの海峡とともに見た事になる。
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