「播磨と淡路のみち」 その35 明石大橋を渡って淡路島へ
明石大橋を渡る前に、柿本神社に行った。
この神社の境内からは、瀬戸内海と淡路島、明石海峡大橋が望めるという。
林崎漁港からここまでは約5km、20分ほどで到着した。
柿本神社は明石市人丸町にある神社で、人丸山の頂上に鎮座し、旧くは人丸神社と称していた。
境内の展望場所から、これから渡る明石大橋を展望して、淡路島へ渡る覚悟をここで決めた。
明石大橋を渡る出発地点は明石公園で、緑色の普通道路を走って、垂水JCTから空色の高速道路に入って明石海峡を渡って、淡路島の淡路ICで高速道路から降りた。
この区間の距離は20km程で、少し渋滞もあったので1時間ほどの時間がかかり、淡路島で車から降りた時は午前10時45分頃になっていた。
初めて明石大橋を渡って明石海峡を越えるということで、両手にじっとりと汗をかくほど緊張したが、結果的には高速道路との連結もスンナリできて、何事もなく無事に明石海峡を渡ることができた。
淡路島では、最初に絵島を見た。
古事記の伝承では、イザナギとイザナミの二神が国づくりの最初に生んだ国が「オノコロ島」で、これは通説では淡路島を指すとされているが、この絵島がオノコロ島であるという説もある。
島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築造の祭に人柱となった侍童松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられている。
なお、この島は砂岩でできており、もとは陸つづきだったが、波の作用によって島となったとのこと。
絵島を見てから、今渡ってきた明石海峡と明石大橋をじっくり眺めた。
もう既に、淡路島に居るのだという実感が湧いてきた。
この記事へのコメント