「播磨と淡路のみち」 その36 淡路島を1周するの旅の始まり

これから12日で淡路島をほぼ1周するレンタカーでの旅が始まるが、その前に淡路島の大きさをまず確認する。




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  北東から南西へかけて細長く伸びる淡路島は、南北約53km、東西約22km、周囲約203kmの島である。

日本国内では主要4島、択捉島、国後島、沖縄本島、佐渡島、奄美大島、対馬についで第11位の面積を持っていて、人口では主要4島以外では沖縄本島に次いで第2位(約13万人)である。


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  それでは旅に出発するが、まずこの島の東海岸を走って、洲本市にある洲本城跡を目指した。

ここまでは36km程あり、レンタカーで走ると約1時間で到着の予定である。


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  この東海岸を20分ほど走って行くと、アメリカという喫茶レストランの上方に聳えている巨大な観音が目に入った。

後日ネットで調べてみると、この巨大な像は世界平和大観音像と言って、その高さは100mもあり、建造当時世界最大の像として話題になったという。


 像を建てたのは大阪市西区を中心にオフィスビル、賃貸マンション、ビジネスホテルなどの経営で財を成したオクウチグループの創業者の奥内豊吉である。



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  台座部分の1階が豊清山平和観音寺となっており本尊が祀られる宗教施設の観を呈していて、上階ならびに地階のほとんどは奥内の個人コレクションからなる博物館となっていた。

彼が私財を投じて出身地である淡路島に1977年に建立したものであるが、1988年に奥内が死去、夫人が遺志を継ぎ営業を継続したが2006年に夫人も死去して閉館となり、現座は廃墟となっているという。


洲本城跡を見る前に、一人の人間の城跡を見た気がした。



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  お昼を少し過ぎたので、洲本市内の笹屋食堂で昼食とした。


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  食べたのはとんかつ定食で、お腹が空いていたので、かき込むようにガツガツ食べた。

昼食を食べたあと、海岸の方へ歩いてみた。



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  洲本市内の表通りはどこにでもある平凡な町並みとなっていたが、海岸部へ出ると、そこにはリゾート地が広がっていた。

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