「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その6 鎌倉大仏で有名な高徳院まで

長谷寺の見学をしている間に、午後2時に近くなってきた。

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長谷通りに出て、鎌倉名物のしらす料理を扱っている適当な食堂を探してあるいていたが、ちょうどいい食堂が見つかった。

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それがこの「きしめん むつ富」である。

100年ほど昔にきしめんの本場の名古屋に誕生し、50年前に東京・新宿、そして吉祥寺に移転した。
そして13年前に鎌倉の長谷にやってきて、ここで開業となった。

きしめんの店なのできしめんや天ぷらきしめんが主力メニューだが、しらす料理もメニューに乗っていたので、迷わずにこの店に入った。
僕が頼んだのは「しらすと桜えびのかき揚げ定食」で、値段は1,200円である。

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料理ができるまで10分以上待ったが、待った甲斐があって美味しそうなかき揚げ定食が出てきた。
店には僕のあとから白人のカップルが入ってきて、言葉もわからないのにメニューの写真だけで注文していた。
店主のおばあちゃんも心得たもので、その堂々とした対応ぶりに、さすがここは外人慣れした鎌倉の町だと改めて確認した。

昼食を済ませると5分程歩いて、鎌倉大仏で有名な高徳院まで行った。

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 高徳院の入口に到着したが、ここは修学旅行生を含む大勢の観光客でごった返していた。

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高徳院境内図があったのでしっかり確認し、まず仁王門に向かった。

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高徳院の仁王門は1768年ころに再建されたものとのことで、桁行三間、梁間二間、中央が約3.3メートル、両側が約2メートルとなっている。
そしていよいよ目指す、鎌倉大仏(銅像の阿弥陀如来坐像)である。

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後ろの山を背景にいい男はその前で、にこやかにお座りになっている。
いい男をもっと近くで見るために、人ごみの中を前へ前へ進んでいく。

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阿弥陀去来坐像なので、やはり鎌倉大仏様も両手でしっかり印を組んでおり、印の形は禅定印である。

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近くに寄り仰ぎ見ると、像の高さは11.312mもあるということで、やはり圧倒されるほど大きな大仏である。
阿弥陀如来は衆生を極楽世界へ招待する仏なので、この像の周りもどこか極楽というものに近いようである。

この大仏は鎌倉で唯一の国宝物でもある。

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