「播磨と淡路のみち」 その45 伊弉諾神宮

高田屋嘉兵衛の墓に参ったあと、12km程離れた伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)に向かった。



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 伊弉諾神宮は、兵庫県淡路市多賀にある淡路国一宮で、「日本書紀」や「古事記」によれば、国産みを終えた伊弉諾尊が最初に生んだオノコロ島(淡路島)の多賀の地の幽宮(終焉の御住居)に鎮まったと書かれてある。

この幽宮が伊弉諾神宮の起源とされている



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 伊弉諾神宮の境内はちょうど七五三詣での家族連れで賑わっていて、境内中に子どもたちの歓声が響いていた。

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   この門は表神門だが、1883年に随神門を現在の様式に改めたものである。

国産み神話の伝承を伝えている伊弉諾神宮であるが、もちろん記紀に書かれた神話の世界の物語が元となっているので、実際はどこまで本当のものとして信じていいかわからない話である。


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 神社の言い伝えでは、神社は伊弉諾尊の古墳の上に造られているということで、今でも1万坪以上の土地と立派な森が境内に残されている。

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  これから表神門をくぐって伊弉諾神宮の中に入っていく。


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  中に入ると樹齢数百年と思われるような立派な樹木が森を造っていて、そういえば神々は森の樹々を憑代として地上に降臨することを思い出した。

ここはまぎれも無い神々の住まわれる世界なのである。



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  この銅板葺入母屋造の拝殿から、笛と太鼓の賑やかな音が聞こえて来る。

拝殿は舞殿を兼ねているとのことで、この中ではどうやら祈祷の際に舞う淡路神楽が踊られているのだろう。


伊弉諾尊が、今にもこの中から出てくるような気がした

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