「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その16 報国寺の竹林にて
今回は報国寺の竹林から始める。
竹林の入口から入って行ったが、天井から降り注ぐ光と竹林群の奏でる光と影の造形があまりに美しいので十枚程の竹林の写真をここで撮影したが、その中から2枚ほどを紹介する。
少しだけ目線を上げると、目の前の竹林の世界はこんなである。
真上に視線を向けると、真上に1箇所の丸い穴が開き、その穴を囲むように竹林が円錐形の形になってそびえ立つ。
こんな光景を楽しみながら竹林の外れまで歩いたが、カメラ撮影では物足りず動画で竹林を取ることにした。
以下の写真は動画から抜き出したものである。
報国寺には修学旅行の子供たちではなく、本物の観光客が沢山来ていて、彼らのほとんどがこの竹林目当ての方々で、声も出さずに圧倒されるほどの美人竹林を撮影していた。
右を見ても左を見ても竹、竹、竹という世界で、少し視線を上にやると円錐形をした竹籠の中に入っているような気がしてくる。
これまで見たお寺の中では長谷寺が一番印象に残ったが、報国寺は長谷寺を軽く凌ぐほどの好印象で、「竹林の放つ高貴な静寂さ」とでもいうような雰囲気の中にいつまでも浸りたいと強く思った。
日本の昔話の中に、竹取物語という竹から生まれたかぐや姫を主人公とした話があるが、こんな美しい竹林を毎日眺めていれば、かぐや姫のような話も必然的に生まれてくるだろうと、報国寺の竹林を見て確信した。
報国寺の見学を終えると午後1時を過ぎていた。
昼食は報国寺の入口にあるイタリアンカフェレストランGENで済ませた。
食事は食前酒のワインとピクルスが付いたきのこカレーで、値段は1300円。
ご夫婦で商売されていて、料理以外はすべて担当の奥様が、「辛いカレーですがいいですか」と念を押されたとおりのびっくりするほどの辛いカレーだったが、水を飲みながら美味しく完食した。
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