ジュンチャンと世界を巡る 第59回はグアテマラ
とうとう憧れの中央アメリカに到達しました。
ところで僕が中学生の時のことですが、地理の時間の初めや終わりに、国の名前を交互に出来るだけ多く言い合う遊びが流行っていて、このゲームに勝つ秘訣を、僕は持っていたのでした。
それはメキシコの南、南米の北の中央アメリカの訳のわからない名の国をしっかり暗記していたことで、相手が暗記している国が無くなると、僕はそれらの国々を言って勝利を収めていたのです(^o^)
今でも、この中央アメリカの国々の名は覚えています。
それでは、すーーぅ、言います!(^^)!
「グアテマラ、ニカラグア、ボンジュラス、コスタリカ、エルサルバドル、パナマ」という国々です。
今回から、これらの少年時代の懐かしい思い出の国々が登場します!(^^)!
まず最初は、グアテマラです。
グアテマラは太平洋とカリブ海に面し、北緯14度から18度にかけて位置し、気候は基本的に亜熱帯型です。
ここには紀元前1千年紀からマヤ文明が発達しましたが、紀元9世紀以降に衰退し、その末裔が多くの集団に分かれて住んでいました。
1520年代にスペイン人による征服と植民が進み、16世紀半ばには中央アメリカ全体を管轄するグアテマラのアウディエンシアが置かれました。
1823年メキシコから分離した中央アメリカ連合の解体により独立し,ラファエル・カレラの独裁政権のもとに,1847年共和国の独立を正式に宣言しました。
1870年代から1940年代まで自由主義派の独裁が続き、1944年にアルベンスらが農地改革を中心としたグアテマラ革命を試みたがアメリカの干渉で失敗、その後強権的な寡頭支配体制が続くなかでゲリラ勢力も拡大し,90年代まで内戦状態が続いて現在に至っています。
マヤ文明が栄えた国として広く知られていますが、マヤ文明は中米各地で都市国家を築き、それぞれ独立した生活をしていたので遺跡にも様々な建築様式があり、ユネスコ世界複合遺産である「ティカル国立公園」にはマヤ文明最大の遺跡があります。
グアテマラは国民全体の約4割がマヤ文明を起源とする先住民で、その多くが独自の民族衣装であるウィピル(上衣)やコルテ(スカートになる布)を纏い、色や柄が地域により異なりマヤ特有の意味が込められた衣装は、彼女達のアイデンティティと誇りを表していて、今も彼女達の女性達の生活着として着用されています。
グアテマラの主食は古代よりトウモロコシで、グアテマラシティより北西に位置するキチェの民族によって書かれたと言われている「ポポルブフ」の神話では、「人は神によりトウモロコシから創造された」とあり、トウモロコシの神を崇める石碑がグアテマラの遺跡で発見されています。
この国のコーヒーも有名です。
グアテマラはメキシコを除いた中央アメリカで最も人口の多い国で、日本の3分の1程度の大きさの国であるにもかかわらず、コーヒーの生産量は世界第10位程と中米を代表するコーヒー生産大国です。
国土の約70%が火山に囲まれた山岳地帯になっていて、厳しい寒暖差や豊富な雨量、火山灰の土壌などコーヒー栽培には絶好の条件がそろっており、高い品質のコーヒー豆を生産しているのです。
釣り師は少年時代の思い出を胸にグアテマラを旅しますが、皆さんはこの国のどこを旅してみたいですか。
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