甲州街道と佐久平みち その29 、「甲州街道と佐久平みち」の終わり

午後3時過ぎにはアクアホテル佐久平に到着した。



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 このホテルは北陸新幹線の佐久平駅浅間口より徒歩1分の距離にあり、139室の客室と朝食会場を備え、最上階には佐久平市内を一望できる展望風呂を持っている。

夕食は、佐久平駅浅間口裏の八風水産市場隣にある市場直営の寿司割烹八風で食べた。


明日は新潟へ帰るので、今夜は最後の晩餐となる。


ジャズが流れる雰囲気抜群の店内でのメニューは、市場直営の新鮮な海の幸を使った刺身や寿司がメインとなる。



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 こんなところで気楽に注文していればいくら取られるか分からないので、無難に1620円の刺身定食を注文した。

最後の晩餐に相応しい内容の夕食となり、大満足でホテルへ戻った。


アクラホテル佐久平の印象は、僕の程度の旅人から見れば高級ホテルという感じで、前日泊ったかわせみの宿と同等か、それより少しランクが下がるくらいである。



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 フロント回りも洒落ていて、さりげない気品もある。


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 部屋も同様な印象で、設置されている家具類も機能的かつ実用的に配置されていた。

この夜は今回の旅を一つ一つ思い出しながら、気分よく朝まで眠ることができた。


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 翌朝はいつものように5時前には目覚めて、旅の記録を一通りメモに残してから、6時過ぎに最上階にある展望風呂に行った。

ここの風呂は暗証番号で入室するシステムの風呂で、今までこのような風呂は経験したことがなかったが、3355Eという暗証番号を入力して展望風呂に入った。



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 あいにく外が曇っていて景色も今一というところだったが、佐久平風景を眺めながらの露天風呂は、贅沢な気分になりたいという僕の今の気持ちを、十分に満足させてくれるものだった。

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 朝食は三種類の中から選べるが、無難にこの和定食を選んだ。

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 忘れ物のチェックをした後ホテルを出て、午前9時頃には佐久平駅に入った。

もうすぐ、今年の夏の旅は無事に終了する。


去年(2018年8月末)に旅した鳥取県(因幡国・伯耆国)への旅が、日本最高気温の記録塗り替えとこれも記録破りの台風が頻発する合間を縫っての旅で、終わってみれば「奇跡のような旅」となったので、今年は去年のようなことはないように祈りながら、夏の旅の計画を作成した。


しかしまたもや日本を目掛け北上していた熱帯低気圧が台風6号となり、旅行先の山梨県や長野県に深刻な影響を与える進路予報となり、楽しみにしていた富士山麓を一日かけてドライブする計画は断念し、旅行期間を2日短縮して天気が回復して夏空が広がると予報されている週明けの月曜日からの旅に変更した。


 旅の最初の甲府では突然の雨に襲われ、日程も再び変更することになったが、長野県に入ってからは大きなトラブルもなく、無事に旅をすることができた。



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 旅を終えての印象だが、日本の国の台風の季節となる6月~10月の間は、もう旅をすることを控えた方がよさそうである。

無理して旅をしていても何にも面白くないので、旅をするなら11月から5月までの時期にした方が良さそうだ。


この時期には、日本の美しい風景を代表する雪の季節と花の季節と新緑の季節と紅葉の季節がある。


 それではこれで、「甲州街道と佐久平みち」を終わる。



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