東京散歩Ⅱ その12  「矢切の渡し」で舟に乗る

千住を終えて、千住大橋駅から京成本線、京成金町線と乗り継ぎ、渥美清の映画「男はつらいよ」の舞台である葛飾柴又駅に降車した。


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ホームを降りてから線路を横切り、反対側の駅舎から柴又の街に出た。

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駅から少し歩いて後ろを振り返ると、映画「男はつらいよ」の主人公である「フーテンの寅さん」が旅に行ったり旅から帰って来たりする度に通った柴又駅が後ろに見えている。

映画のシーンを見ているような感覚の駅前である。

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駅前には「フーテンの寅さん」像が建てられていて、この像の前で記念撮影した。

葛飾柴又の街を30分程動画撮影して歩いたが、柴又の街の紹介は後にして、江戸川の農民渡船である「矢切の渡し」場に直行した。

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江戸初期に、江戸川の両側に田を持つ農民が関所を通らずに江戸と往来したことから、「矢切の渡し」が始まったという。

「矢切の渡し」は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」で政夫と民子の悲しい恋の舞台となり、細川たかしが歌う「矢切りの渡し」の舞台となり、この曲は大ヒットした。

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江戸川までやたら風の強いだだっ広い野原の中を歩いて行くと、舟が僕の到着を待っていてくれた。

料金は片道200円で、帰ってこない訳にはいかないので400円払って乗せてもらった。


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このお兄さんが船頭さんで、桟橋の杭を押していよいよ舟の出港となる。

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この方々が僕と同乗した方々で、それぞれスマホやデジカメでの撮影をしたり、舟からの川風景に見入って楽しんでおられた。

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船頭さんは舟のバランスを取る為に乗船客の場所を移動させたりしながら、快調に櫓を漕ぎ勧めて行く。

江戸時代の風景がこの舟の周りに展開していく。

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この辺りの川幅は130mとかで、川幅の一番狹いところを突っ切っていくが、風は川の中ではますます強く吹いていて、乗船客の帽子は吹き飛ばされそうになってくる。

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こちらは江戸川の下流方向でやがて東京湾に注ぐのであるが、風景の方は風とは反比例してますます絶景と化していく。

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