松前街道をゆく(2014年の旅) その1 カーフェリーで時間旅行を楽しむ
松前街道の旅のスタートとなった2014年6月22日(日)は、新潟では小雨、乗船してからは曇りのち晴れの天候だった。
新日本海フェリーの新潟⇒小樽便は、午前10時半出発で翌日の午前4時半に小樽到着となる。
乗船したフェリーはライラック号である。
ちなみに、北海道の花は浜なす、ライラックは札幌市の花である。
旅客定員や車両積載台数もかなりのものだが、総トン数は18,229トンもある。
4月に例の韓国のセオル号事件が起きてから、旅に出るまで、「船旅も安心していられないかな」と心のどこかでは思っていた。
セオル号の大きさは6825t、長さ146mで旅客定員が921人、車両130台、20フィートコンテナ200個を同時に積載できるという。
ライラック号はセオル号の3倍程度の大きさがあるが、制裁人数と貨物の総計はほぼ同じ程度である。
新日本海フェリーとは比較にならないほど、韓国フェリーは無理していて、その結果としてのあの事故だったのだろう。
新日本海フェリーの旅は快適だった。
新潟〜北海道航路就航40周年記念の年ということで、様々なイベントが船内で企画されていた。
その一つが、昭和の時代に流行った食べ物で、これは平成26年の今でも現存するラーメンやライスカレーやスパゲッテイというふうなもので、味付けがその頃のものだということらしい。
船内の至るところに貼られているポスターの女性は、昭和を越えて大正くらいの方々に見えたが。
この船内カフェで、少し早いと思ったが、午前11時頃に昼飯を食べた。
昼飯は400円の「昔懐かしいライスカレー」で、辛いカレーが好きな僕の好みではなかったが、250円のサッポロクラシックを飲みながら美味しくいただいた。
少し幸せになったので、船内探険を始めた。
これは昭和時代に大ヒットした映画のポスターである。
映画は見なかったが、名前だけはよく知っている方々のカッコイイシーンがポスターとなっていて、この方々のファンなら「盗んでしまおうかな」ときっと思うんだろうなと思った。
この金属製の宣伝看板だが、アース渦巻のポスターに出ているのは由美かおるという往年のアイドルで、長い足が魅力的な女性だった。
「由美かおる」の宣伝ポスターは、間違いなく僕らの世代なら宝物級のものである。
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