木曽川への旅(2008年)  その21 「あの1枚の写真の風景」に到達、旅の目的の半分を達成

目的の地までは、あと少し、もう少しとなった。

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黄矢印の場所から歩き出し、黄四角の寺下(てらした)地区まで歩いて行く。

そこが、この旅の目的の半分とまでなった、「あの1枚の写真の風景」に出会える場所である。

その憧れの風景のある街並みに、どんどん入って行く。

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9月中旬のことなので、店先にはまだ赤い字の「氷」の乗れんが掛かっている。

妻籠宿は中山道と飯田街道の分岐点に位置し、古くから交通の要所として栄えた。

全長約500m程の町並みだが、昭和43年に町並みの保存が始められ、昭和51年に国の重要伝統建造物保存地区に選定されている。

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ここを歩く誰もが、数百年の時を飛び越え、大人の時感旅行を楽しめる、そんな気持ちになれる妻籠宿。

まったくの無名人が、映画やドラマのワンシーンの中に、堂々とした主役として出演しているような気持ちになれる場所でもある。

歩くたびに気分が高揚してきた。

木枯らし紋次郎を演じた俳優の中村敦夫のように、口に長い楊枝を加え、肩のカッパで風を切って、スタスタと急ぎ足でここを歩きたくなって来た。

木枯らし紋三郎は、寺下地区をどんどん歩いて行く。

妻籠の代表的風景である「いこまやの前にある青桐の木」を通り過ぎ、同じく代表的風景である「いこまやの看板」も通り過ぎた。

そして、たった今歩いて来た道を、ゆっくりと振り返って見た。


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「あの1枚の写真の風景」が、そこに鮮やかに存在していた。

旅の目的の半分がしっかりと達成された瞬間である。

妻籠宿を旅する万人が認める妻籠宿一の風景を、しっかりとこの目で記憶に焼き付けた。

もう十分、他にもう何もいらない。

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それから妻籠の観光案内所に行き、クマ対策用の貸出用鈴を返して、1500円をしっかり返金してもらった。

観光案内所で完歩証明書が売られていたので、完走記念として購入し、08年09月12日の日付を押してもらった。


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「あの1枚の写真の風景」の中に自分も入って記念撮影し、馬籠⇒妻籠間の完歩証明書も入れ込んで、この旅の目的の半分の達成記念写真とした。

なお余談だが、この気になる青桐の木、沖縄、奄美大島などあたたかい地方に広く分布していて、街路樹や緑陰樹として使われているほか、軽くて軟らかいため、建具、家具などにも利用されるという。

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