探険家の歴史第3部 環オホーツク海の探険家達 プロローク
探険家列伝第1部は、北極、南極、世界の最高峰「ヒマラヤ」、世界の7サミットを目指した探険家・冒険家達を取り上げた。
探険家列伝第2部は、世界の7サミットと関野吉晴「グレートジャーニーの旅」にあやかり、世界5大陸の最長河川をアマゾン川、ミシシッピ川、長江、ボルガ川、ナイル川と、その河口から源流まで極める旅に出た。
ナイル河源流「ルエンゾリ(月の山)」のセネシオの森 ↑
探険家列伝第3部は、世界一の大海である太平洋の西北、そして北極海の南に位置する、流氷の流れるオホーツク海を真ん中に置き、その周りに位置する半島や島々を探険した人々にスポットを当て、そこに先住民として住んでいた人々の物語も含めながら、旅を進めて行く。
日本の最北端を持つ北の大地「北海道」の近代史は浅いが、北海道やその北に居住していた先住民の歴史は長く、またオホーツクの対岸の国「ロシア」も、ヨーロッパの他の諸国と比べれば、非常に若い国である。
ロシアのシベリア進出の原動力となったクロテン 動く宝石欲しさに、極寒のシベリアを東へ進んだ。 ↑
そのロシアと、それよりも若い国である「アメリカ合衆国」が、20世紀の半分を政治的及び軍事的に支配して来たことを考えると、国としての歴史の長さが必ずしも国力というものとはまったく関係ないことを思い知らされる。
探険家列伝第3部の登場国は、僅か二国である。
それは、日本とロシアである。
その日本とロシアの探険家達が交互に登場し、オホーツク海の周辺地域及びシベリアの大地を探険していく。
この記事へのコメント