「鎌倉ものがたりと横須賀ストーリー」 その29 七里ガ浜でサーファーに驚く

稲村ヶ崎を終え、再び江ノ電に乗った。

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江ノ電は2両編成で、車内の風景はこんな感じである。

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車内には江ノ電カレンダーの宣伝ポスターが掲げられていて、このポスターを江ノ島の旅の終わりに1300円出して買ってしまったが、そのポスターはブログを書いている机の目の前に下げられている。

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また鎌倉高校前駅を舞台に、「江ノ電で、会いにゆく」というキャッチコピー入りのこんな素敵なポスターも掲げられていた。

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稲村ヶ崎駅の次に、七里ガ浜駅で下車した。

ここには七里ガ浜高校がある。

週刊朝日の大学別合格者数を見てみると、ベストスリーは法政大54人、日本大38人、駒沢大34人だった。

まあこんなことはどうでもいいのだが、七里ガ浜の海を見てびっくりした。

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今日は11月8日なのに、海にはこの季節にもかかわらず大勢のサーファーが繰り出していて、湘南の波に乗りサーフィンに興じていた。

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車の後ろで身体を拭いていたこのお父さんに話を聞いてみた。

僕はびっくりしたのだが、このお父さんは今日のような日は寒くも何ともないようで、一年中ここでサーフィンを楽しむという話をしてくれた。

正月でもここでは今と同じ風景となっていて、海のどこでもサーファーがサーフィンをしているのだということが、すぐには実感としてわかなかった。

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サーファーの群れは七里ガ浜だけではなく、向こうに見えている江ノ島の方まで切れ目なく続いていて、遠目で見ると大きな魚の群れのようにも見えた。

僕の住んでいる日本海地方にはこの風景は全くありえなく、まるで異国の風景を見ているようにも感じた。

空といえばいつもどんよりと鉛色で重く、滅多に晴れることもない寒冷で暗く長い日本海地方の、11月から翌年の3月末まで続く冬の風景に慣れている者にとっては、目の前のこの海の光景が、驚きと感動を呼ぶ光景だったのである。

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波打ち際に目をやると、ボードを担ぎ一人急ぎ足でサーフィンポイントへ急ぐ女性が目に入ったが、彼女がまるで生まれた海へ帰ろうとしている人魚のようにも見えた。

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