「オホーツク街道」の旅 その30 ワッカ原生花園にて

 6月29日(金)、今日最初の目的地はワッカ原生花園、オホーツク海とサロマ湖を隔てる砂州上に位置する。

 まず、ワッカ原生花園を探勝するためのセンターハウスである、ワッカネイチャーセンターへ行った。


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「ワッカ」とは、アイヌ語で「ワッカ・オ・イ(=水が・ある・ところ)」という意味で、砂州の中ほどに真水の湧く沼があったことに由来している。

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 また、幅200メートルから700メートル、長さ20キロメートルにもおよぶ細長い砂州の上を通る道は「龍宮街道」と呼ばれ、海と湖を交互に見ることができる絶景として、古くから親しまれてきた。

 「龍宮街道」は明治の文人「大町桂月(高知県出身)」が、ワッカの自然を「天橋立(あまのはしだて)比にあらず」と称え、この砂州上の道を「龍宮街道」と名付けたのがこの名の始まりとのこと。

 またここは、6月最終週に行われる「サロマ湖100キロウルトラマラソン」のコースにもなっている。

 さっそくワッカ原生花園を散策した。

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 時間も限られているので、「龍宮街道」のほんのさわり部分を歩いてみた。

 帰化植物を含めると300種類以上の草花が咲き誇り、野鳥の繁殖地となっているとのことだが、僕がしっかりと確認できる植物は、浜なすとエゾスカシユリの僅か二種類だけ。

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  植物の名はわからなくても、ここを歩いているだけで、やはり気分が良くなる。

 浜なすの花が緑濃い草原に咲く様は、漆黒の天に舞咲く星々のようにも見えるし、エゾスカシユリの咲く様も、月の光が天から降りてくるかのようでもある。

 6月の今頃、誰でもここを歩けば詩人になれるし、誰でもここを歩けば画家になれる。

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 時間が許すなら、詩人と画家の両方を午前いっぱいくらいは楽しみたいと強く思ったが、今回の旅の主な目的は考古学者のようにオホーツク街道に点在するオホーツク人の遺跡や史跡を訪ね歩くことなので、30分程ここに居て、乙姫様達に別れを告げた。

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