松前街道をゆく(2014年の旅) その13 外国人墓地などを歩く
これから赤字2の外国人墓地など箱館西端に行く。
まず見学する場所は赤字アの曹洞宗寺院の高龍寺、函館市内にある最古の寺院である。
この山門は総ケヤキ造りで東北以北最大といわれるもので、国登録有形文化財となっている。
この奥の建物は本堂、格式の高そうなお寺で、同じく国登録有形文化財となっている。
法事があったのか、家族やその親戚と思われる団体が墓参りをしていて、お寺の住職と思われる方が墓の前でお経を読んでいたが、重々しくて堂々とした風景だった。
続いて、赤字イの外国人墓地周辺へ向かう。
函館は日本最初の国際貿易港として栄えていたが、外国人の中には故郷へ帰れぬまま亡くなった方々も多い。
この看板の左手が、日本キリスト教団函館教会など函館キリスト教4教会の共同墓地である。
看板の右手に広がる墓群は、プロテスタントの墓地である。
ここは、函館ハリストス正教会、在日ロシア人の墓地である。
キリスト教徒は宗派毎に別れて、永遠の眠りについている。
ここは、函館市の社会福祉事業の先駆者、スール・マネ・オネジムの墓で、他に8人のスール(修道女)が眠っている。
興味深く見学したのは南部藩士の墓で、18世紀末から19世紀始めの1回目と幕末の2回目、江戸幕府より蝦夷地警備と開拓に駆り出された南部藩士12名の方々が眠っている。
その他立派な建物の中に眠る中国人墓地もあった。
ここでは、実に様々な国の方々が静かに眠りについておられるようである。
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