飛騨街道をゆく(2014年の旅) プロローグ

 この「飛騨街道の旅」は、古来から飛騨の国と呼ばれていた岐阜県の北半分の山地への旅である。
 歴史街道の旅なので華やかさはまるでない。

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 岐阜県地図を見ても、どこが美濃の国でどこが飛騨の国か解りにくい。

 ネットで調べると「岐阜県美濃地方」の範囲は

 多治見市、中津川市、瑞浪市、恵那市、美濃加茂市、土岐市、可児市、坂祝町、富加町、川辺町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村、御嵩町、岐阜市、大垣市、関市、美濃市、羽島市、各務原市、山県市、瑞穂市、本巣市、郡上市、海津市、岐南町、笠松町、養老町、垂井町、関ヶ原町、神戸町、輪之内町、安八町、揖斐川町、大野町、池田町、北方町である。
 それでは「岐阜県飛騨地方」の範囲はとなると広域合併の結果だろうか、高山市、飛騨市、下呂市、白川村の四市町村しか、現在は存在しない。

 今回の旅は、この三市と一村を巡る旅である。

 飛騨国の関連自治体は解ったので、岐阜県内の中での具体的な範囲も確認する。

 ここで、飛騨古川で生まれ飛騨高山で育った早船ちよ氏(代表作はキューポラのある街)の、「飛騨路の四季」の中に掲載されていた飛騨略図を使用する。

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 地図を見た第一印象だが、南アメリカ大陸の形に似ていると感じた。

 地図の中には野麦峠という地名や濁河温泉、さらにその近くには御嶽山という地名までしっかりと記載されていた。

 実は、今回の旅ではこの野麦峠を駆け上がり、御嶽山の山腹でトレッキングし、濁河温泉で1泊することを計画していた。


 残念ながら、2014年9月27日11時52分に発生した御嶽山の噴火とそれによる被害と様々な影響により、この計画はすぐに断念した。

 更に、この深刻な飛騨地方の災害に追い討ちをかけるように、大型で強い台風18号と19号が連続して本州に上陸ということになり、当初計画していた「飛騨街道の旅」は2週間程日程を遅らせることになった。

 その結果として、紅葉の始まった飛騨地方を旅できたことは、「結果オーラーイ」以外の言葉では表現できない。

 それではここで、「飛騨街道の旅」の計画を紹介する。

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 宿泊先は変更しなかったが、日程や食事についてはかなり変更した。

 途中で雨にも降られたが、紅葉を楽しむことができ、飛騨の国の美味しい食事も十分味わうことができ、日本の秋をしっかりと味わうことができる旅となった。

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