直江兼継の旅 その1 坂戸城跡
「直江兼継の旅」を2009年8月22日・23日に挙行した。
この年はNHK大河ドラマで直江兼続を主人公とする「天地人」が放映されていたので、その関係で新潟県では兼続ブームとなっていて、県内の兼続の旧跡や史跡のある各地では、兼続に関連する催しが行われていた。
その関連で県内各地を旅したが、「直江兼継の旅」もその一つの旅で、このような計画を立てて旅だったが、1泊2日のかなりハードな旅となった。
まずは、生誕地の黄⇓の場所にある新潟県南魚沼市(旧六日町市)の坂戸城跡へ直行した。
この辺りには浦佐スキー場や五日町スキー場があり、若いころには冬になるとスキーで始終訪れていた地域である。
この辺は当時上田庄と呼ばれていて、ここで生まれ育った武士たちは直江兼継の最側近の上田衆として、彼を一番近くで最後まで支えていた。

新潟県南魚沼市六日町、直江兼継生誕の地である坂戸城はこの 通りの向こうに見える坂戸山の麓にあった。

まず、赤字アのエリアまで車を進めた。

車を停めて山道を上って行き、家臣屋敷跡と記された場所まで歩いた。
屋敷跡とあるが、短い草が生えている他には何もなく、地面の高低差によって、ここに何かの建物があったとかろうじて判断できる程度である。
まさに、つわものどもの夢の跡である。

この辺りが坂戸城跡である。
城跡は南北120m東西80mの長方形で、土塁や石垣をめぐらせ、城郭の形跡がしっかり残っている。

坂戸城跡を歩くと、こんな石碑が建っていた。
ここの城下で1560年に、樋口惣右衛門兼豊の長男として直江兼継は生まれた。
彼の主君である上杉景勝もここで、上田長尾家当主長尾政景の次男として生まれた。
生母は上杉謙信の実姉である仙桃院である。
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