大阪散歩 その17 堺にてミニツアーに参加
今日から11月、行動の拠点は大阪から堺に移動する。
ヴィアイン新大阪でいつも通りの朝食を終え、新大阪駅から地下鉄御堂筋線でなんば駅まで行き、そこから南海本線で堺駅に下車した。
その途中で、10月の下旬の週末に、2週間に渡って日本全土を襲った台風の影響で交通に障害が出ていることをテレビで知った高野山への交通ルートを確かめた。
高野山ケーブルが被害を受けており復旧の目途が立たず、高野山へは橋本駅からのシャトルバスで行ける確認をして、心配の種を取り除いた。
南海本線も台風の影響を受けていたが堺までは無事のようで、少し迷ったが南海本線堺駅南口から徒歩3分のところにある「コンフォートホテル堺」に荷物を預け、午前中参加するミニツアーの集合場所である堺市役所展望ロビーに向かった。
堺市役所までは堺駅からこんなカラフルなバスに15分ほど乗って行った。
ここで予定していたコースを「千利休も歩いた東洋のベニス」から「日本最古の竹内街道から東京遷都を祈願した方違神社へ」に急きょ変更した。
午前10時半に無料ガイドに初対面し、無料ミニツアーのスタートとなった。
無料ガイド氏は持参の資料ファイルをさっそく広げて、旧堺が四方を堀で囲まれた巨大な環濠都市であったことを説明した。
それから展望ロビーの1周に入った。
展望ロビーからの風景に見とれて「きれいな街ですね」と言ったら、ガイド氏は「近くから見るとそんなでもない」と苦笑いをした。
この窓の向こうに見える巨大な古墳が、午後から散策を予定している大仙陵古墳(仁徳天皇陵)で、墳丘長が486 mもある日本一巨大な前方後円墳である。
クフ王のピラミッドや始皇帝陵と同じく、世界三大墳墓の一つとのこと。
この巨大古墳の向こうには、やはり午後から散策する予定の履中天皇陵が見えていた。
百舌鳥古墳群はかつては100基を上回る古墳があったが、第二次世界大戦後に宅地開発が急速に進んだため、半数以上の古墳が破壊されてしまい、現在は44基しか残っていないという。
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