飛騨街道をゆく(2014年の旅) その9 三寺まいりで真宗寺へ
10月19日(日)2日目の朝を迎えた。
当初の計画であるが、実際はこの計画の中身を減らし、飛騨古川を行ったり来たりのんび散策した。
これが実際、宇津江48滝を新たにここで加え、その他の計画は縮小した。
それではまず、三寺まいりから始める。
赤字① 真宗寺、赤字② 本光寺、赤字③ 円光寺の順に回っていく。
壱之町珈琲店で珈琲を飲み、赤矢印のまる恵寿で昼食である。
三寺まいりは飛騨古川に300年以上も前から続く独特の伝統風習で、毎年1月15日の夜に親鸞聖人のご恩を偲び、町内の3つの寺、円光寺・真宗寺・本光寺を詣でるならわし。
その昔、野麦峠を越えて信州へ糸引きの出稼ぎに行った年頃の娘たちが着飾って瀬戸川の川べりを歩き、ここで男女の出逢いが生まれたことから、縁結びが叶うおまいりとして全国に知られ、たくさんの若者が訪れるという。
実際の三寺まいりの季節と違って紅葉の三寺まいりであるが、まず赤字① 真宗寺へ行った。
この季節の飛騨地方は午前10時頃まではガスが掛かって、本来の晴天も曇天ということになり、仮曇天の中を歩いた。
ここは荒城川に架かる今宮橋、向こうに見えるお寺が真宗寺である。
寺の開基は1502年で、1582年、国守金森可重から現在の境内地を寄進された。
その後1602年に東本願寺の末寺となり、1705年に西本願寺へ転派した。
ここは山門、明治時代におこった古川町大火により全焼したということで、焼け残った経蔵を除いて建物は明治以降のものである。
お寺の中に入ったがなかなか格調が高そうで、ご住職と思しき方が居られたので、二事三言会話を交わし、彼に記念写真を撮ってもらった。
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