ビーフストロガノフ(代表的なロシア料理のひとつ)
ビーフストロガノフは代表的なロシア料理のひとつ。
16世紀初頭にウラル地方で成功した貴族ストロガノフ家の家伝の一品であったとされるが、考案者と生まれた時代については諸説が存在するらしい。
もっともらしく有名なものとしては、アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ストロガノフ(1733年〜1811年)の時代に生まれた説。
年老いたアレクサンドル・セルゲーエヴィチは歯の多くが抜け落ち、好物のビーフステーキが食べられなくなった。
彼のために食べやすい大きさに切った牛肉を柔らかく煮込み、かつ牛肉の風味を生かした料理が考案されたが、それがビーフストロガノフ。
牛肉の細切りとタマネギ、マッシュルームなどのキノコをバターで炒め、若干のスープで煮込む。
仕上げとしてスメタナ(サワークリーム)をたっぷりいれる(その酸味により肉のしつこさが消え、食べやすくなる。煮込むと酸味が飛ぶのであくまで最後に使う)。
バターライスや白飯、パスタ、揚げたジャガイモと共に食す。
なお、ストロガノフ家で提供されていたオリジナルのビーフストロガノフは、煮込みの前に肉をワインを加えた湯で蒸し、マッシュルームとケッパーを加えたものだったという。
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