直江兼続の旅 その18 松苧神社と犬伏城
20分ほど歩いて、松苧神社に到着した。
この建物が松苧神社本殿で、1497年に建立され、県内最古の茅葺き屋根木造建築物として知られている。
本殿は標高360メートルの松苧山の山頂に鎮座しており、近郷では「松苧大権現」と呼ばれ、「麻織物の神」として信仰を集めていた。
また戦国時代には武将たちが戦勝を祈願したと言われ、上杉謙信が寄進したと伝えられる小刀と日の丸軍配が奉納された。(現在、小刀と軍配は別の場所に保管されている。)
また戦国時代には武将たちが戦勝を祈願したと言われ、上杉謙信が寄進したと伝えられる小刀と日の丸軍配が奉納された。(現在、小刀と軍配は別の場所に保管されている。)
本殿の近くに、松苧神社創建の由来や本殿の建立年、祭神、由来などが簡潔に書かれていた。
本殿で少し休んで、それから急ぎ足で下山した。
松苧神社の次に、犬伏城に向かった。
犬伏の歴史案内図があったのでこの案内図で紹介すると、黄1が今までいた松苧神社、黄2がこれから行く犬伏城である。
犬伏の集落は要塞都市のような地形の上にあり、集落の背後は城山によってさえぎられ、その他の三方向は、渋海川の断崖によって囲まれている。
この集落の中心と通っているのが松之山街道であり、集落の南西側外れあたりに、それを示す案内板が立っている。
松之山街道(三国街道)は、かつて上杉謙信が関東に出陣する際に使用した軍道であり、春日山を発った謙信は一泊目に直峰城下に宿泊し、2泊目に、この犬伏集落に宿泊したといわれている。
この松之山街道の案内板の脇の道から城山への登山道が付いている。
山道をどんどん登っていくと、やがて大手入口らしいところに出て、ここに「犬伏城」の石碑が建っていた。
真面目に登れば結構大変なことが判ったので、これより上は行く気も無くなり、白樺林を見ながらゆっくりと下った。
下る途中で、木々の間から犬伏集落の風景が見えた。
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