松前街道をゆく(2014年の旅) その60 積丹半島一周の旅
渡島半島一周の旅は今日6月30日(月)に、積丹半島一周の旅となる。
積丹半島では半島で最も魅力的な場所である、星印地点の神威岬と、積丹岬近くにある同じく星印地点の島武意海岸を目指した。
まず、神威岬である。
この半島のように細長く海に伸びている場所が神威岬で、その先端部分からは左端に半分だけ見えている神威岩が見える。
神威岩は伝説では義経を慕って海に身を投げたアイヌの娘チャレンカの化身と伝えられていて、神威岬の景観はこの伝説の岩によりいっそう引き立っている。
ここでの最終目的地は神威岩となる。
ここが伝説によって建てられた女人禁制の門で、約770m歩くと岬の先端部分に到達する。
600m程歩いて振り向くと、こんな風景が広がっていた。
ただこの日は神威岬の秀逸な風景も半減するほどに風が強く、歩くのに苦労した。
そして神威岬の先端部分に到達、ここから目的の神威岩をしっかり見る事ができた。
神威岩をカメラでズームすると、見ようによっては人間に見えるが、一つ目小僧のような妖怪にも見えた。
アイヌの娘チャレンカの伝説を思い出し、思わず頭を下げて成仏を祈ってしまった。
続いて、島武意海岸を目指した。
この島武意海岸トンネルを抜けると、「シャコタンブルー」の海が広がるのである。
島武意海岸は透明度が高く、「日本の渚百選」にも選ばれた神秘的な美しさをたたえた海岸である。
海岸を覗き込んで、噂のシャコタンブルーで飾られた神秘の渚を堪能した。
こんな海で泳げれば最高なのだが、急ぎ旅ゆえそれを諦めて積丹岬の遊歩道「シララの小道」を散策した。
ここは広大な散歩道で、途中かなりな急坂もあり息切れまでしたが、景色は北海道の自然そのもので雄大の一言である。
散歩道の途中の灯台まで歩いて、ここで記念撮影して積丹半島の旅を終えた。
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