砂鉄と銀と神話の道(2017年の旅) その3 冒険家水木しげると対面

食事を終えると水木しげるロードの半分を占めているアーケード道を歩いて、水木しげる記念館へ向かった。
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 ここは外の気象状態とは無縁の場所であるが、時々鳴る雷鳴の音で外の様子がしっかりと把握出来る。
 どうやら、午後も境港は雨模様が続くらしい。
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それではこれから、水木しげる記念館に入っていく。
まず、2階の水木しげる漫画ワールドから見ていく。
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さっそく悪魔くん、そしてゲゲゲの鬼太郎とその仲間達の出迎えである。
鬼太郎の仲間達を紹介したパネルが面白かったので、一部掲載する。
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これは「ねずみ男の秘密」と題した展示パネル。
ねずみ男は妖怪大学怪奇学科出身の大卒で、身長160cm、体重49kg。
家族は母と妹で、結婚歴もあるらしい。
 特技は不潔で、不潔は彼の武器でもあり、ねずみ男は不潔をつらぬくには強力な信念がいると語っていて、このあたりに妖怪大学出のインテリジェンス?がうかがえる。
 趣味は怪奇と金銭で、この二つをこよなく愛す妖怪である。
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 これは「ぬりかべ&一反もめんの秘密」と題した展示パネル。
ぬりかべは身長も体重も不明、一反もめんの方も体長8mと記してある他はそう詳しく設定がなく、鬼太郎の仲間の中での存在もそれなりなのだろう。
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この鬼太郎の10の超能力の秘密のパネルは、やはり鬼太郎が少年達のヒーローであることを物語る証拠でもある。
ヒーローは妖怪達の誰にも負けてはいけないのである。
負ければ、この漫画はそれでお終いとなる。
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水木しげるの生み出した漫画の主人公達の部屋から、隣の「冒険家 水木しげる」の部屋に入ってきた。
水木しげるは冒険家を自負していて、妖怪を探しに世界数十カ国を旅して、世界中の妖怪はだいたい千種類に分類できるという「妖怪千体説」を打ち立てた。
一体どのくらいの種類の妖怪がいるのか、ここまで調べる気もないので先に進む。
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 ここは水木しげるが左手に銃弾をあびて、その傷がもとで左手を切断されたかっての戦地で、娘さんと一緒にここを訪ねた時の写真である。
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 水木しげるのこの言い方が、いかにも水木しげるの全体を表わしているし、娘さんもそんな父親を、上手に相手しているシーンである。
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 ちなみに、冒険家水木しげるが旅した場所は、この東南アジアの狭い地域だけでもこんなにあるので、ここでは全部を紹介できない。
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 この写真も冒険家水木しげるの豪快な性格が良くわかる1枚で、思わず笑ってしまう。

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