四国のみち その1 瀬戸大橋を渡る

 それでは、「四国のみち」をスタートする。
 僕は新潟の人間なので、本州から四国まで鉄道で行けるとは思ってなくて、最初は鳴門から四国に入ろうと考えていた。
イメージ 1


 計画立案中に岡山と四国の高松を結ぶ瀬戸大橋線があることを知り、瀬戸大橋から四国に入って「四国のみち」を始める計画とした。
 旅の1日目は新潟から東京、大阪、岡山を経由して四国高松までの電車の旅である。
 午前7時19分発の上越新幹線に乗って、東京で東海道・山陽新韓線に接続し、岡山で瀬戸大橋線に乗り換えると、午後3時37分には香川県の高松駅に到着する。
 朝食は新潟駅のコンビニで買った「おにぎりおかずセット」+お茶で済ませ、昼食は東京駅で買った「駅弁の深川めし」(アサリなどの貝類とネギなどの野菜などを煮込んで、ご飯に炊き込んだもの)+お茶で済ませた。
イメージ 2


 岡山駅で20分ほど電車を待っていたが、僕の乗車する電車は14時42分発の快速マリンライナーである。
イメージ 3


 この電車は6両編成となっていて、先頭の車両が2階建て車両で、2階部分にはグリーン車1階部分には普通車指定席があり、僕は普通車指定席に入った。
 しかしここの居心地が悪かったのと車窓からの瀬戸内海の風景を撮りたかったので、車掌の了解を得て、車両と車両の間のスペースにつくられた身障者用の座席に移った。
イメージ 4


 初めて見る瀬戸大橋からの瀬戸内海の島々がつくる絶景は想像以上のものがあり、写真を撮りながら電車の旅をたっぷり満喫した。
イメージ 5


 瀬戸内海は、灘や湾と呼ばれる広い部分が瀬戸や海峡と呼ばれる狭い水路で連結された複雑な構造を持つ多島海である。
平均水深は31mであり全体的な傾向としては東に行くほど浅い。
イメージ 6


瀬戸内海は複数の島嶼群で構成され豊かな生態系を持つことで知られ、シーボルトを始めとして数多くの欧米人から高く評価された景勝地であり、1860年に瀬戸内海を訪れたシルクロードの命名者であるドイツ人の地理学者フェルディナンド・フォン・リヒトホーフェンの「支那旅行日記」に「これ以上のものは世界のどこにもないであろう」と世界中に紹介された。
イメージ 7


 世界のどこにもない絶景を10分ほど堪能して、電車は15時37分、高松駅に到着した。

 四国4国のうちまず最初に、「飯(いい)を産する男性の国」である讃岐国に到着である。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック