アマゾン河の旅 その2 ペレンにてーピラニアを釣る!!
画像を小さくして読んでください。(音を聞きながらだと倍楽しめます!!)
ベレンの街はこの島の南にあります。
河口の幅が東京ー名古屋間とほぼ同じで、その間にマラジョー島という九州とほぼ同じ面積の中州を抱えるアマゾン川。
ベレンは、その大河アマゾン河口の街で、マラジョー島の南に位置する人口120万の大都市である。
マンゴ並木が街を彩り、実が熟す雨期には街中がマンゴの香りで溢れるという。
マンゴ並木です。↑
ベレンの歴史は、大航海時代の1616年、ポルトガルがこの地に要塞を築いたことに始まる。
しかし、それ以前から、先住インディオたちはこの地で独自の文化を築いてきた。
ベレンは、移民文化が先住民文化を飲み込むというブラジルの典型パターンにはまらない、西洋文化と先住インディオ文化とが矛盾せずに混在する街として有名。
この地はアマゾンの食文化の中心地としての顔も持っており、ここではインディオ起源の郷土料理を二つほど紹介する。
ベレンは午後になると、街にタカカの屋台が出る。
これが不思議な食べ物で、有毒マニオクの汁を煮詰めて唐辛子を漬け込んだトゥクピを入れて煮込んだマンジョーカのくず湯のスープに、干し蝦とジャンブーという葉っぱが入っているというもの。
この葉っぱを食べると、舌はもちろん口の中全てがジーンとしびれ、一度食べると病みつきになるという。
タカカです。↑
ベレンにはもう一つ、マニコバという郷土料理がある。
マニオクの新芽を3日間、葉っぱなら1週間、どろどろになるまで煮込んで、牛の髄や舌、豚の頭や腸詰め、ニンニク、タマネギ、香辛料を入れてぐつぐつと煮込んだものだ。
マニコバです。↑
緑色のカレーといったところで、これをカレーのようにご飯にかけて食う。
こってりして美味く、一皿でアマゾン河を泳いで渡れそうなほど精がつくとか。
さて話しは変わって、僕はマラジョー島に渡り、カランゲージョ(泥ガニ)獲りとピラニア釣りに挑戦することにした。
マラジョー島のマングローブ林は一帯が泥沼のような場所だ。その根元に穴を掘り、カランゲージョが生息している。
マングローブの林 ↑
地元の蟹獲りおじさんの指導で、僕は蚊避け用のタバコを口にくわえながら、右手を肩まで泥の中に突っ込み、親指を挟まれながらも元気なカランゲージョ(泥ガニ)を捕まえた。
市場では、50セントくらいの値だがその美味しさは開高健も絶賛していたほどだ。
何かの雑誌で読んだのだが、ベレンのカランゲージョ料理一筋のレストランの老経営者が、この蟹の美味さを、どんな若い女の子より美味いと表現していたのを記憶している。(絶対食べてみたいね。)
カランゲージョ 1匹50セント 全部で30ドルくらいかな?
次に、ここでの最大の目標であるピラニア釣りへの挑戦のため、僕はマラジョー島のどこにでもある農場の脇を流れる、どこにでもある小さな小川に向った。
ピラニアはアマゾンでは空気のように水のように、どこにでもいる魚で、川があればピラニアがいるというような程度の魚である。
ピラニア、歯が怖そうだね。 ↑
ただ、それは酷く強暴だ、凶悪といってもいい。
人間や家畜や野生動物が、この魚に簡単に餌食にされる。川岸で片手を川に入れ、うとうと昼寝をして、起きたら手の先が骨だけになっていた。
ほんの数分の仕業で、その男はそれを見て気が狂って、自ら川に落ちて、あっという間に全身骨だけになったという話しが、開高健の「オーパ」の中に書かれていた。
ピラニアのエピソードは、そんなのばかりである。
マラジョー島のある牧場では年間1000頭を超える水牛がピラニアの被害に合うという話や、未開部族が死者を葬るのに、葬儀の間中死者を川に浸けて置き、死者の肉がピラニアに食い尽くされるまで食わすという話は、日本の国にすんでいる者には想像すらできないことである。
ただ、ピラニアはそれでも、僕にとってはアマゾンを感じさせてくれるすばらしい魚の一つには違いなく、長年の思いを込めて、ピラニア釣りを敢行した。
ピラニアは獰猛な魚である。興奮すればどんな生き物にも襲いかかり、あっという間に骨だけにしてしまう。僕は息を潜め、恐怖に震えながら、ピラニア釣りに挑んだ。
そして数分後、僕は悪魔にも似た1匹を、しっかりこの手にした。
ここで、ピラニアに関する問題を出題、次のうちで、一番大きくなる
ピラニアは?
① プレタ(黒)
② ヴェルメーリョ(赤)
③ アマレロ(黄)
答えを書いてから、読後感想なども自由記載ください。
次回は、サンタレンの街からです、ではまた。
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