台湾紀行その26  台東で田舎料理の昼食

 台東市の更生路にある「一家餐廳」が僕らの昼食の場所。一家餐廳は、創業20年歴史を誇り、店内も広い。

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 ここのメインメニューは湖南料理や台湾料理や江浙料理などで、それらをバラエティ豊かに揃えて、地元の人の披露宴や忘年会、会議、宴会などによく利用されているという。
 この店で田舎料理というものを食べたが、いつものように円卓テーブルを囲んだのは第3班のメンバー8人、他の2グループもメンバーは同じである。

 田舎料理と言っても基本は中華料理なのだが、中には珍しい食べ物もあり、僕らの席をカバーするウェートレスに二つほど料理に名を聞いた。


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 一つが日光キスゲのスープで、これは絶品と言えた。


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 もう一つがハイビスカスの漬物、こんなのは聞いたことも食べたこともなかった。

 甘酸っぱくてとても美味しくて、見た目が綺麗な花は食べても美味しいのかなと本気で思えるような味付けだった。

 そしてこの食卓のメインディッシュは、スズキの蒸し焼だった。


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 堂々としていて、それでいて淡白な味で、でもこれが台東の田舎料理だとは?
 スズキの蒸し焼きは日本でもあるし、中国でもありふれた料理に思えるが、ここ台湾の田舎町の台東でも、ありふれたもてなし料理として、普段から作られているのだろうと勝手にこの場では解釈した。

旅人達の最も大きな楽しみの一つは、その街に行ってその街で、その街に昔から伝わる食べ物を食べることだが、僕もそういう旅人達の一人だと自認している。

 旅先の街で、じっくり時間を掛けて育てられた田舎料理(郷土料理)を食べたかったので、退屈なバスの長旅もここで一気に吹き飛んだ。

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