四国のみち その9 丸亀城を見学
香川県での最後の見学地は丸亀城である。
善通寺から10km弱、30分ほどかかって丸亀城に到着した。
丸亀城は標高66メートルの亀山を利用した平山城で、別名亀山城とも呼ばれている。
駐車場にレンタカーを停め丸亀城に向かって歩いていくと、高い石垣の上に小さな丸亀城の天守閣が見えた。
日本の城はかつては2万5000以上あったが、現在見学できるのは200城ほどで、そのうち江戸時代からの天守が現存しているのは12城だけである。
北から数えると、弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、伊予松山城、宇和島城、高知城である。
金比羅宮でかなり足を使ったのであまり無理をする気はなかったが、現存12天守であればなおのこと登ってみたくなってくるので、歩いて15分くらいかかる結構急な天守までの坂道を頑張って登った。
丸亀城は石の城と形容されているが、この三の丸北側の石垣は丸亀城の石垣の中でも特に高く、20m以上の城壁が続いている。
隅角部の石垣は算木積みされた曲線を描いており、扇の勾配とも呼ばれている。
息を切らせながら歩いてようやく三の丸広場に到着、天守はすぐそこである。
天守の中に入ると、そこで待っていたのは、歩くと少し揺れる二つの古い急階段だった。
それでも現存12天守の最上階に到着、頑張った甲斐があった。
天守最上階で出迎えてくれたのは、瀬戸内海の島々や瀬戸内海に架かる瀬戸大橋を望む最高の絶景だった。
このあと観音寺駅へ向かう途中でカレーうどんとイカゲソ天で昼食、予定より1時間ほど早くレンタカーを返し、1時間ほど早い電車で四国2番目の県庁所在地である松山市に到着した。
しかし、松山駅の改札が自動ではなく、改札に立っている駅員への手渡しには驚かされた。
この街はいろいろ驚くことが多そうで楽しみである。
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