飛騨街道をゆく(2014年の旅) その42 どぶろく祭りの雰囲気を体験

合掌造り集落を散策していると、外人観光客の多さにまず驚いたが、観光客は日本人よりも外人が多く、その人種も多様であった。

昼食は集落内の土産物屋兼食堂で、700円の月見そばで済ませた。

午後からは集落内をぶらぶらし、その後庄川を渡って美術館や野外博物館を見学した。

白川郷は集落のすべての場所がカメラの被写対象となる場所で、特に田んぼの横を流れる細流とその周りの自然風景は、いつまで見ても見飽きなかった。




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被写スポットを見つけて立ち止まり、また歩き出し、自分の心に感じる風景を見つけるまで田舎道を歩くのである。

絵描きさんやカメラマンにとってはこんなに嬉しい場所はないし、季節も紅葉の頃となっていて、自然の色彩が実に豊かである。

久しぶりに、あふれるほどの自然を満喫した。

飛騨街道(郡上・白川街道も含む)の旅の中では、今のところは今日がベストの一日と言える。

午後3時過ぎに白川八幡神社を見学した。




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この神社の創立は和銅年間(708〜715)と伝えられ、祭神は応神天皇である。

かっては荻町集落中央に奉鎮されていたが、裏山が雪崩に会い現在地に遷宮された。

ところで、白川郷では毎年9月~10月にかけて、郷内の5つの神社で相次いで「どぶろく祭り」という奇祭が行われる。

白川八幡神社の祭りは毎年10月14日・15日の両日ということで、残念ながら全国的に有名なこの祭りは見ることができなかった。

ただ、白川八幡神社の境内には、どぶろく祭りに関する資料などを集めた「どぶろく祭りの館」が造られているので、そこに入ってどぶろく祭りの雰囲気を味わうことにした。




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館内ではどぶろく祭りに関する品々を数多く展示し、どぶろく祭りで行われる獅子舞の様子なども人形や模型などで紹介しているほか、祭りの実際の光景を上映していたが、ネットで旅に出る前に見ていたので省略した。




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その代わりに、入館者に特別に振る舞われるどぶろくの試飲を体験した。

あわりに美味しかったので、二杯いただいてしまった。

オマケに、記念写真まで撮っていただいた。





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ここで「どぶろく祭」を簡略に紹介する。

五穀豊穰・家内安全・里の平和を山の神様に祈願する白川郷の「どぶろく祭」では、村の各地区の神社で、御神幸、獅子舞、歴史と民話にまつわる民謡や舞踊などの神事が繰り広げられ、その祭礼に神酒としてどぶろくが用いられる。

どぶろくは古くから受け継がれてきた独特の技法をもって、雪に埋もれた1月下旬に神社酒蔵で造りこまれる。

祭りでは午後3時頃に神社に奉納するどぶろくの儀が終わり、大きな酒樽から「きったて」と呼ばれるお酌用の容器にどぶろくが移される。

そのあと、割烹着のおかみさんたちがいっせいに来客一人ひとりにどぶろくを盃についで回り、会場は一気に盛り上がり、祭りはクライマックスを迎えるのである。

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