砂鉄と銀と神話の道(2017年の旅) その49 銀山街道入り口を覗く

次は銀山街道(温泉津沖泊道)の入り口となっている「松山の道標」である。
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 道標が雨風によって破損するので、何十年か前にこの屋根をつけたということである。

 ここを真っすぐ歩いて行くと石見銀山へ行くのだが、この銀山街道は現在中国自然歩道ともなっている。
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 案内の立て看板には、銀山の代官所まで11.4km、沖泊まで2.7kmと書いてある。
 代官所まで歩いてみたい気もしたが、11.4kmでは2時間以上もかかってしまうし、なにより熊の出没が怖い。
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地図で今いる場所を示すと、黄線が銀山街道で黄↓の部分が今ガイドの寺本さんといる場所である。
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 それでも寺本ガイドはさっさと30秒程街道の中を歩いて行き、道の片側に石垣が残っている場所まで案内してくれた。
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 もう少し歩いて行くと、両側が古色を帯びた竹林となり、ヒグラシがひっきりなしに鳴いていて、竹を切るとかぐや姫でも現れ出そうないい雰囲気の場所となった。
 こういう場所を1~2kmでも歩いてみたいと思ったが、そういうわけにもいかない。
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 上を見上げると、こんな風景が広がっていた。
 本物の銀山街道を少しではあるが歩けたことで、気分がぐっと高揚してきて、その気分の残っている間に、温泉津やきものの里に移動した。
温泉津やきものの里は、松山という地名のところにある。
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松山とは焼き物を焼くのに必要な松が沢山あった場所という地名の命名理由とかで、ここには、やきもの館と二基の登り窯がある。


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