2018年9月14日 9月の藤沢川の釣り その1「日本列島ほぼ被災地」の中で
今年の7月、8月と日本国の異常気象は続き、2018年9月6日にはついに北海道で地震が起き、沢山の犠牲者と甚大な被害をもたらした。
日本列島は北海道、東北、近畿、中国、四国、九州、沖縄と被災地ばかりとなってしまった。
そんな中、8月末に1週間ほど次から次と襲い掛かってくる台風の合間を縫って、一部被災地が出ている鳥取県に旅に出た。
やはり強く印象に残ったのは鳥取砂丘で、日本離れしたような風景に見とれて、砂丘を楽しく歩いた。
ちょっとびっくりしたのはオアシスと呼ばれる水たまりで、今年のような異常な夏の盛りに、砂丘の中に水たまり(池と言っていいレベル)が出現している。
砂丘に降った雨が、砂丘列にはさまれた低地に地下水として湧きだすのだということだが、特に晩秋から初春にかけては大きな池となるのだとのこと。
まるでタクラマカン砂漠の中に突如出現したロブノールを見ているようで、日本のような湿潤の地に住んでいる民は、砂漠のような正反対の風景に強く惹かれるところがあるらしい。
鳥取砂丘は、日本人にとっては西域であり異国の地である。
日本中被災地だらけのような状態であるが、それでも旅人は旅に出るし、釣師ジュンチャンは釣りをするのである。
ということで、この9月14日に関川村の藤沢川に出かけた。
季節はいつの間にか秋となっていて、稲穂が黄色に色づき、その向こうには霊山「光兎山」が周囲の山より頭一つだけ抜け出して、悠然と釣師を待ち構えているのである。
今日の朝飯は女川と藤沢川の出合いと決めていて、そこに直行すると月見草が鮮やかに咲いていた。
さて今日の朝食だが、ハムチーズ玉子&ミックスサンドのサンドイッチと、長ネギの味噌汁と、林檎(サンつがる)のデザートと、そしていつものUCCコーヒーである。
特に適度に甘酸っぱい「サンつがる」の味は絶品で、林檎の一かけらを口にしながらUCCコーヒーを飲んでいると、釣師でいることの幸せを強く感じる。
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