近江街道をゆく その29 彦根城下を散策
四番町スクェアは彦根市場商店街が前身で、商店街の再開発を策定し、大正時代の町並みをイメージした商店街が2006年5月に完成したのである。
こんな看板が出ている街の中に入っていく。
この街の食堂で、ひこね丼というものを食べた。
「ひこね丼」は彦根のB級グルメで、彦根市制75周年記念事業により誕生した近江米と地元の食材を使った丼である。
具体的には牛スジと赤こんにゃくを使った丼で、なかなか美味しい丼だった。
昼食後、まず赤字2のスミス記念館に向かった。
この記念館は、日本聖公会彦根聖愛教会の牧師で彦根高商の英語教師でもあったパーシー・アルメリン・スミス氏が両親を記念し、大工宮川庄助氏と協力して城町の堀端に建設した建物。
外観は寺社建築を模しながら、梁や扉には葡萄や十字といったキリスト教の文様が刻まれた独特の和風教会堂として貴重な建築となっている。
俳遊館は滋賀県の淡海文化市町村推進事業の助成をうけ、大正時代の旧銀行を改装した建物で、1996年11月の開館である。
江戸期には松尾芭蕉が度々彦根を訪れ、ここでは彦根藩士で芭蕉門下の蕉門十哲に数えられた俳人の森川許六(1656-1715)等を紹介している。
この日は、「井伊直弼ゆかりの地と和歌」というタイトルで展示がされていて、地元俳句会の定例行事も行われていて、早々にここを出た。
この記事へのコメント