ロシアのアネクドート傑作集から その12 ロシア(ソ連)のキツイジョーク

その1




ブレジネフ曰く「わが国にジョークなど必要無い。

なぜなら、わが国の存在自体がジョークだからである。」






その2


モスクワの街頭にて。

「今度「プラウダ」が懸賞つきで政治ジョークを募集するらしいぜ」

「へえ、一等賞はなんだい?」

「シベリア送りさ」






その3




大統領選挙前、チュコト半島のチュクチ人のもとへ

モスクワから無償で人道援助物資が届けられた。


中身は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、肉の缶詰だった。

チュクチ人はラジオをつけてみた。

そこではプーチンが話していた。


チュクチ人はテレビをつけてみた。

そこにはプーチンが出演していた。


チュクチ人は新聞を開いてみた。

そこには、ページごとにプーチンの顔写真があった。


雑誌を開いても――同じだった。


チュクチ人は動揺に震えた。

缶詰を開けるのが恐ろしかったのだ。

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