阿武隈川(2007年)とおくのほそ道の旅 その3 阿武隈川河口を制覇
これから、阿武隈川河口に向かう。
この旅で河口へ向かったのは2007年10月6日のことなので、東日本大震災震災前の阿武隈川河口の話となる。
この橋は阿武隈川にかかる阿武隈橋で、車をこの近くの空き地に停め、阿武隈橋を橋の中程まで歩いてみた。
橋の中ほどから河口部方向へ向かって見渡すと、こんな雄大な風景が広がっていた。
震災後の阿武隈川河口風景はネットで調べたが、前とは比べ物にならないほど様変わりした様子だった。
多分、この辺の風景も今は全く違ったものになっているのだろう。
あの頃の阿武隈川河口部は放射能の心配もなく、福島県からの淡水を集めてゆったりと宮城県南部の岩沼の地から太平洋に流れていた。
ここで何本か置き竿をしている釣り人がいたが、キスかコチかそれともスズキでも狙っているのだろうが、この竿の様子では黒鯛狙いではではまずないなと思った。
釣り人は大物を狙い、僕は河口部最先端部を目指す。
大物を狙ってキャストする釣り師の横で、2007年10月6日12時40分、阿武隈川河口最先端部に到着した。
最初の大きな目的を、ここで無事達成した。
昼食を食べに、阿武隈川河口のすぐ近くの鳥の海(古代の阿武隈川旧河口跡が堆積によってせき止められて生成された内湾状の汽水湖)の北岸に位置する荒浜漁港に向かった。
ここではちょうど、はらこめしや荒浜漁港であがった新鮮な魚を堪能できる荒浜の秋の一大イベントである「荒浜漁港水産まつり」が行われていて、出店と大勢の観光客で賑わっていた。
何を食べようかいろいろ迷ったが、結局ここの伝統料理である茹でたサケの切り身とイクラを用いた「はらこ飯」となった
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