長州路(2019年の旅) その69 「そば雲谷亭」
常栄寺北側の雪舟庭と南側の南溟庭をたっぷり堪能したあと、常栄寺本堂を出た。
境内を歩いていくと、この寺の奥様らしい女の方が外仕事をしていた。
「りっぱなお庭でびっくりした」と声をかけると
「日本ではいちばん大きなお庭だと思っている、雪舟さんの造られたお庭は・・・」
と、自分の寺の庭に誇りを持って管理していることが伺われる話し方だった。
常栄寺庭園の説明がこの立札に書かれていたので、もう一度音読して確認した。
この庭は大内政弘が画聖雪舟に命じて築造させたもの・・等の説明が簡潔に書かれていた。
庭の由来を再確認したのち、写真左側におられる奥様らしい方に挨拶して、ウグイスとヒバリが気持ちよく鳴く境内の風景を眺めながら、ゆっくりと山門の方に歩いて行った。
山門手前で立ち止まり振り返って、いい庭を見せてくれた雪舟にお礼をひと言いって、山門
を出た。
時間が午後1時を過ぎていたので、寺の近くの「そば雲谷亭」にレンタカーを停めた。
雲谷亭と書かれた暖簾がボロボロになっているのが気にかかったが、お腹が空いてたので構わずに中に入り、1100円の天ざるセットを注文した。
暖簾はボロボロだったが天ざるの味はしっかりしていて、お腹がすいていたせいもあってか、とても美味しくいただいた。
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