四国のみち その90 ドイツ橋とメガネ橋 

 またここの境内には、ドイツ人捕虜の造ったドイツ橋やメガネ橋があるというので、それを見ることにした。

 

 

 この方向にドイツ橋とメガネ橋が約100m歩くとあるようなので、矢印の方向に歩いていく。

 

 

 ここを真っすぐ行くとドイツ橋、右方向に行くとめがね橋があるが、まずドイツ橋を見ようと鳥居の方向に歩いて行く。

 

 ドイツ橋の近くに説明版があったので、目をとおした。 

ドイツ人捕虜たちは地域との交流の中で地元民のために感謝を込めて、大正6年6月から大正8年6月までに10の橋を造った。

 そのうち、木橋が6橋、石橋が4橋だった。

 

 この橋が現存するドイツ橋で大正8年6月に造られたもので、全長9m、全横2.1m、高さ3.2m、総重量195トンの石橋アーチ橋である。

この橋を造るほどの技術を持った方々がドイツ捕虜の中にいたのである。

 

 次にめがね橋に向かった。

 

 

 ここも、めがね橋の手前に丁寧に造られた説明看板が立っていた。

 このめがね橋は大正8年4月に造られたもので、全長4.3m、全横1.2mの石橋二重橋である。

 

 

 この鏡池に架かっている二重橋の様は、まるで1枚の絵を見ているようで、つい見とれて時間の経つのを忘れてしまう。

 

 この橋はドイツ橋と違って渡れるので、この橋を渡って橋の感触を楽しんでから、再び鏡池に映るめがね橋をじっくり味わった。

 午後2時前にはドイツ村を離れた。

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