探険家の歴史 第1部 その8 関野吉晴のグレートジャーニーの旅Ⅲ オルドバイの平原を疾走する関野
オルドバイの平原を疾走する関野、そこには400万年前と変わらない野生の姿があった。
関野を最初に出迎えたのはキリン達、悠然と草原の草を喰んでいる。
自然保護区の中での自動車の走行は禁止されているが、今回関野のグレートジャーニーの旅に賛同したタンザニア政府の特別の計らいで、自転車での走行が許可された。
キリンの次はしま馬である。
アフリカの大草原を自転車で走る関野、10年前は夢物語だったことが今現実となっている。
関野は今、夢のただ中にいる。
関野と動物たちは、今不思議な距離感を保ちながら、同じサバンナにいた。
関野の向こうを走っているのはヌーである。
止まっているヌーたちは、不思議な生き物でも見るように関野をじっと見ていた。
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